▼ダブルメインイベント第1試合(第8試合)【株式会社多摩電 Presents】第4代Krush女子アトム級王座決定戦 3分3R延長1R
×奥脇奈々(エイワスポーツジム/BOM女子ピン級王者)
判定0-3 ※26-30×2、25-30
〇松谷 綺(ALONZA ABLAZE)
※松谷が第4代王座に就く。
松谷は兄・桐と共に2021年7月から卜部功也が代表を務めるALONZAに所属。2021年8月にKrush初参戦を果たし、森川侑凜からダウンを奪って判定勝ち。2022年6月の「K-1初代女子アトム級王座決定トーナメント」1回戦で菅原美優に判定2-0で敗れ、プロ8戦目にして初黒星もその後は再び連勝し、前戦では7月に初代K-1女子アトム級王者のパヤーフォンを延長戦の末に降した。戦績は8勝1敗2分。
奥脇はムエタイルールを中心に活躍し、『BOM』を主戦場に様々な団体に出場。2021年12月に初のタイトルとなるBOM女子ピン級王座を獲得。2022年4月、K-1に初参戦して森川侑凜に判定勝ち。2023年4月には山田と対戦して判定3-0で山田に敗れたが、10月のBOMではミネルヴァ・ピン級王者でK-1でも活躍したMARIに勝利している。蹴りを主体にする突貫ファイト。戦績は7勝13敗1分。
1R、両者慎重な出足。松谷はローを蹴りつつ、ワンツー、左右ハイ。奥脇もローを蹴っていく。奥脇の右ローに松谷が右ハイを合わせてダウンがコールされたが、奥脇はダウンじゃないと主張。インスタントリプレイで映像が確認され、攻撃が当たって倒れたことが確認されてダウンが認められた。再開後、開き直ったかワンツーで思い切って前へ出る奥脇。
2R、奥脇はワンツーを思い切って放ち、右フックを強打。松谷は右ローと右ミドルを蹴っていく。松谷がワンツーから右ミドル、さらに顔面前蹴り。松谷が踏み込んでのワンツーを綺麗に当てて奥脇を仰け反らせる。奥脇が前に出ると松谷はその分下がって距離をとり、右ロー、前蹴り、ジャブ、右ローと奥脇の攻撃をかわして自分の攻撃を返す。パンチから蹴り、蹴りからパンチと単発で終わらない松谷がヒットを重ねる。奥脇はワンツーを当てようとするが、距離を支配するのは松谷。ラウンド終了間際、松谷が右フックからの左ハイでダウンを奪う。
3R、パンチ一辺倒になる奥脇に松谷はパンチから蹴り、蹴りからパンチと攻撃を散らしていき、ワンツーの連打で突進して見せ場を作る。奥脇が入るところへ右ハイキック、前蹴り、右ミドルを合わせて前へ来させない松谷。右ミドルと右ハイの蹴り分け、飛び込んでの右ストレートで奥脇を翻弄していく。奥脇の左右フックに右ストレートを打ち抜く松谷。左右フックの打ち合いでは左フックを直撃させ、さらに左ハイ。飛びヒザ蹴りから左右連打と松谷が攻撃して試合を終えた。
判定は3-0で松谷の完勝に。プロ初のベルトを腰に巻いた。マイクを持った松谷は「いつもKOで倒すと言って今日もダウンで終わってしまって悔しいですけれど、菅原選手を倒せるのは自分しかいないと思っていて、次K-1で菅原選手と戦いたいです。菅原選手にKOで勝ちたいと思います。なので来年K-1で菅原選手と試合を組んでいただけたら嬉しいです。このKrushのベルトを獲って満足せずにK-1王座を目指してすぐに練習を再開して、また強くなった姿を見せるので応援よろしくお願いします」と、K-1王者・菅原美優を倒すと宣言した。