▼第5試合 Krushスーパー・ライト級 3分3R延長1R
〇寺島 輝(TANG TANG FIGHT CLUB)
KO 1R 2分13秒 ※3ノックダウン
×FUMIYA(E x F)
寺島は極真空手と伝統派空手を学び、2019年4月にKrushでプロデビュー。そのデビュー戦から3勝3KOを達成し、2019年11月には初の国際戦で韓国人選手から判定勝ち。4戦無敗で2020年3月のK-1に出場し、山崎秀晃に挑んだがKO負けで初黒星を付けられた。2021年11月には第7代Krushスーパー・ライト級王者の鈴木勇人にも勝利して、2022年6月に第8代王者・佐々木大蔵に挑戦したが3R TKO負けで王座奪取ならず。2023年1月・4月の「第9代Krushスーパー・ライト級王座決定トーナメント」では準決勝で稲垣柊にKO負けを喫した。戦績は7勝(3KO)4敗。
FUMIYAは水泳でジュニアオリンピックに出場し、陸上でも関東大会出場を果たしたフィジカルエリート。2021年8月29日の『Bigbang』で第7代Krushウェルター級王者・山際和希との再戦を初回KOで返り討ちにしたが、9月の「K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント」では1回戦で野杁正明にKO負け。その後も勝ち負けを交互に繰り返したが、2023年8月の前戦では近藤魁成をカーフキックで初回KOする番狂わせを起こした。戦績は11勝(11KO)12敗。
1R、カーフを蹴っていったFUMIYAは飛びヒザ蹴りからの右フックで先制のダウンを奪う。しかし、前に出る寺島が右フックでダウンを奪い返す。さらに右フックでダウンを追加。ダッシュして追いかけていく寺島がコーナーまで追い詰めたところで右ストレートを打ち抜き、寺島が3度目のダウンを奪い逆転KO勝ちを収めた。
マイクを持った寺島は「ドキドキさせようと思って最初倒れたんですけれどね(笑)。元々FUMIYA選手と練習も一緒で。FUMIYAくんは人としてカッコいいなと思っていて、対戦する時に思うことあって。だから戦えた事でまた一つ強くなれたと思いました。いろいろな格闘技がある中、本物の格闘技を見せたかったし、盛り上げられたかなと思います。今日は母校の空手部の高校生を招待して、何か感じることがあればと思って背負って試合をしました。これからも世界へ向かって歩いていきます。またリングでお会いしましょう」と語った。