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レポート

【Krush】稲垣柊が小嶋瑠久の執念を退けて初防衛に成功、松谷綺が2度ダウンを奪う完勝で新王者に、壬生狼一輝がKNOCK OUTからの刺客・心直をKO、松山勇汰が圧倒KO、寺島輝・龍華・川﨑聖亮朗がKO勝ち

2023/11/25 18:11

▼第7試合 Krushバンタム級 3分3R延長1R
〇壬生狼一輝(力道場静岡/第7代Krushバンタム級王者)
KO 2R 0分54秒 ※右ストレート
×心直(REON Fighting sports GYM/第2代KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者)


 壬生狼は幼稚園から日本拳法を学び、のちにキックボクシングに転向。九州のキックボクシングイベント「大和」のバンタム級王座も獲得した。2020年8月にKrush-EXで勝利を収めると、2021年3月には吉岡ビギンをも破り第7代Krushバンタム級王座を獲得。しかし、5月の「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」では決勝へ進出するも黒田斗真にKO負けで初黒星。2022年12月の「K-1 WORLD GP初代バンタム級王座決定トーナメント」でも準決勝で黒田に敗れた。2023年6月に白幡裕星を判定に破り再起すると8月にパク・ヒョンウを初回KO。戦績は16勝(3KO)4敗。


 心直は“プロフェッショナルシスト”健太の愛弟子で、J-NETWORKフライ級新人王を獲得後、KNOCK OUT、REBELS、シュートボクシングに参戦。SBでは日本バンタム級1位になっている。2022年12月のKNOCK OUT-REDスーパーフライ級王座決定戦では無敗のホープ乙津陸を判定に破り、王座に就いた。しかし、2023年3月の王者第一戦でMASA BRAVELYに判定負けを喫し、8月のKNOCK OUT-REDバンタム級王座決定戦では乙津にリベンジを許した。9月にK-1初参戦も池田幸司にKO負け。戦績は8勝(1KO)11敗2分。


 1R、サウスポーの心直に壬生狼は右インローを多用、心直はそこへ左ストレートを打つ。左へ動こうとする壬生狼に心直も右へ動こうとし、ポジション争い。壬生狼の右ストレート、右ヒザがヒット。心直も左ストレート、左ミドルを返す。飛び二段蹴りから右ストレートを打つ壬生狼に、心直も左フックを返した。


 2R、心直が左ミドルを蹴り、続く左ストレートで壬生狼をロープまで吹っ飛ばす。一気に攻める心直だが、壬生狼はここで下がらず打ち合いに行き、ヒザを突き刺す。左ストレートを放った心直のパンチの引き際に右ストレートを直撃。一撃KO勝ちとなった。


 壬生狼はマイクを持つと「やる気、元気、一輝! 2回連続KOじゃあ、おら! ちょっと危ない場面もあったが全然大丈夫じゃ。心直にワシが勝って、池田選手そろそろワシとやらんか。RISEで試合が決まっているけれど、それで勝ってもらってワシとやって王座を懸けてやろうや。どうじゃ!」と2連続KOで王者・池田への挑戦をアピール。


 最後には「よし、じゃあ最後やるか、一緒にやるか。やる気、元気、一輝!」と観客と共にキャッチフレーズを楽しんだ。

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