MMA4連勝中の伊藤空也vs.5連勝中のグラップラー田中智也
▼バンタム5分2R(延長1R)
伊藤空也(BRAVE)
田中智也(fit)
10月大会でノンタイトル戦ではあるものの、TSUNEが現王者・手塚基伸に判定勝ちしたことで、混沌としてきたバンタム級。
そんな中、MMAでは4連勝中の伊藤空也と、PFC2連勝から修斗北海道、GRACHANで3連勝とMMA5連勝中の田中智也が激突する。
伊藤は、2021年12月に手塚基伸に一本負けでGRACHANバンタム級王座から陥落したが、その後、3連勝。2022年3月のRIZINで魚井フルスイングに判定勝ち、2022年12月のGRACHANでイ・ハンヒョンに判定勝ち、5月に安部路人に判定勝ち。6月のシュートボクシングでのOFGマッチでは基山幹太に判定負けしたものの、10月の前戦GRACHANで難敵・高須将大を2R TKOに下している。
MMA15勝3敗で11の一本勝ちを誇る田中は、フライ級でも力を発揮し、北海道PFC、PANCRASE北海道などでデビューから8連勝。中国での敗戦とDEEPで島袋力に、PFCで吉野光に敗れたものの、遠藤来生に判定勝ち、三好真大を1R KO。2022年6月の修斗北海道大会で秋山翼をキムラで下すと、7月のGRACHANでは、極真出身の弘田颯志を64秒、三角絞めで極めている。5連勝中の33歳。
田中にとっては、この試合がバンタム級の頂きへの挑戦となりうる大きなチャンス。迎え撃つ伊藤にとっては、王座に返り咲くためには負けられない2R戦だ。両者の戦いは、バンタム級のパワーバランスに新しい動きをもたらすか。
なお、今大会から、本戦2Rがドローになった場合には延長1Rが追加され、その延長ラウンドも判定の場合は延長Rのみの判定をマストで採点し、決着がつけられることとなっている。