▼第3試合 epsomsalt seacrystals Presents インフィニティリーグ2023 フェザー級 5分2R
〇上原 平(勝ち点7・リバーサルジム横浜グランドスラム)65.8kg
[判定3-0] ※20-18×3
×磯部鉄心(勝ち点0・パラエストラ松戸)65.8kg
男子フェザー級では、3月大会で竹原魁晟とドロー。5月大会でも浜松ヤマトとドローで、最終戦で優勝へ向け一点でも多く勝ち点が欲しい上原平(勝ち点5・リバーサルジム横浜グランドスラム)と、同じく竹原と浜松と対戦し、いずれも判定負けで大逆転優勝に望みをつなげたい磯部鉄心(勝ち点0・パラエストラ松戸)が対戦する。
両リーグ共に中盤を迎え、まだまだ逆転優勝の可能もあるが、今回の結果が今後の流れを大きく左右することは間違いない。
ポイント制のリーグ戦の醍醐味とも言えるいかに早く倒し、そしていかに多く勝利を上げるか──それが優勝への道となる。なお、先日「不慮の事故」(※主催者発表)で亡くなったCHAN-龍の残りの試合が、対戦相手の不戦勝となることも発表されている。
1R、オーソドックス構えの両者。磯部が右を一気に振るうが、これは空を切る。シングルから組みつく上原に対し、磯部が払い腰でテイクダウン。上原も落ち着いて立ち上がる。いったん離れてジャブとローをコツコツ当て合う両者。終盤に磯部がシングルで一気に飛び込み、上原に尻餅を着かせる。上原はケージを背に上体を起こし、拳を落とす。
2R、パンチの交錯から上原が磯部をケージに押し込む。磯部は押し込まれながらも虎視眈々と投げを狙い、フロントに抱えるようにして引き込むことを選択。上原はバックに回り込んでチョークを狙う。背中を取られた磯部は、上原にしぶとく足を絡められ次第に消耗の色が濃くなる。上原は磯部を転がしては殴り転がしては殴り、終了間際にチョークをセットしたがここでホーンが鳴った。
極めきれなかったが上原は判定3-0で完勝し、勝ち点2を積み上げた。