▼第5試合 epsomsalt seacrystals Presents インフィニティリーグ2023 女子ストロー級 5分2R
×宝珠山桃花(勝ち点6・赤崎道場A-SPIRIT)51.8kg
[判定0-2]
〇藤野恵実(勝ち点6・トライフォース赤坂)52.0kg
現在2階級で開催中の「epsomsalt seacrystals Presents インフィニティリーグ2023」女子ストロー級&男子フェザー級で3試合を実施。
何と言っても注目は、2戦2勝(1R一本勝ち&判定勝ち=勝ち点6)でトップを走る宝珠山桃花(赤崎道場A-SPIRIT)と、“女帝”藤野恵実(トライフォース赤坂)の一戦。
宝珠山は、5月大会でエンゼル☆志穂を1R 4分19秒でリアネイキドチョークで極めると、7月大会で吉成はるかに判定勝ちで2連勝中。
藤野は修斗初参戦=リーグ初戦となったエンゼル☆志穂との一戦で、怒涛の攻めを見せ1R、3分06秒、宝珠山より速いタイムで同じリアネイキドチョークで一本勝ち。勝ち点4をゲットして一気に2位に浮上している。この試合はリーグ中盤の山場を迎える一戦となるか。
1R、両者オーソドックスに構える。小刻みにステップを踏んで左ジャブで入る宝珠山に対し、藤野がどっしりと構えて右を返す。先に動いたのは藤野で左右パンチを連打してから宝珠山の両脇を差してケージに押し込み、腹と顔面にコツコツを拳を当てる。終了間際に宝珠山が藤野を捌いてケージに押し返す展開もあった。
2R、開始早々から左右の拳で前に出る藤野に対し、肘で受けて立つ宝珠山。両者共に顔面に腫れがみられる。藤野は再び宝珠山の両脇を差してケージに押し込むことを選択。宝珠山の片手クリンチにヒザとヒジを返したのは藤野だ。終盤には組みの攻防から一気に離れ、両者足を止めての殴り合いで会場を沸かせた。
熱戦の行方は判定に持ち込まれ、藤野に軍配が上がると宝珠山は大粒の涙を流しながらケージを降りた。勝ち点2を積み上げた藤野は、「しっかり決めきれなくてすみません。次から決着できるようまた精進します。また11月よろしくお願いします」と勝利者インタビューに応えた。