キックボクシング
レポート

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2023/08/18 19:08

▼第5試合 アトム級(-46kg)3分3R延長1R
〇百花(魁塾/同級3位)
判定2-0 ※30-28、30-30、30-27
×小川紗南(OISHI GYM)


 百花は45戦ものキャリアを持ち、現在もアトム級のトップ戦線に君臨。2021年9月と11月にはRIZINに出場し、ぱんちゃん璃奈には判定負けも未來に判定勝ち。2022年は2月に宮﨑小雪、6月は平岡琴に敗れて終えたが、2023年2月に初代KROSS×OVER KICK女子-45kg王者・松本徐倫を破ってベテラン健在ぶりを示した。戦績は22勝(1KO)20敗3分。


 小川はHOOST CUP日本スーパーライト級王者・小川翔の妻。空手キャリアも長く、アマチュアキックを経て2023年3月にHOOST CUPでプロデビューしたばかり。プロキャリアで優る風羽に判定2-0で勝利して白星デビューを飾ると、6月のDEEP☆KICKでは坂田実優にも勝利した。


 1R、小川は前蹴りで百花を吹っ飛ばすパワーを見せるが、パンチはやや大きく百花がかわしていく。動く百花に小川は右ロー、百花は変則な右フック、ジャブを当てていく。前へ出る小川の前蹴りはもらう百花だが小川のパンチはかわして逆に左右フックを当てていく。


 2R、前へ出る小川はローを蹴り、百花は連打で迎え撃つ。右ローも蹴る百花。手数の多い百花のパンチを被弾する小川だが、左インローを蹴って応戦。その小川のローに百花は右フックを合わせに行き、右ローも蹴る。動き回る百花に主導権を握られている状態。


 3Rも前に出る小川はパンチをもらう覚悟で左右ローを蹴っていく。百花も右ローで応戦するが、前へ出て蹴る小川の印象がいい。右ローの蹴り合い、ややスローダウンする小川に対し、百花は手を休めず手数を出す。百花の右フックに大きくバランスを崩す小川。百花が一気にまとめて優勢を印象付ける。


 判定は2-0で百花が勝利。小川も3戦目とは思えない動きを見せた。

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