▼第8試合 フェザー級(-57.5kg)3分3R延長1R
〇宮崎就斗(TARGET/同級7位、第2代DEEP☆KICK-57.5kg級王者)
延長R 判定3-0 ※10-9×3
×白石 舜(TEAM TEPPEN/同級13位)
※本戦の判定は28-29、28-28、28-28。
宮崎はアマチュア大会を経て2011年11月にプロデビュー。RISEだけでなく他団体にも積極的に出場し、タイトルマッチも経験。2021年にはDEEP☆KICK 57.5kg王者となり、これまで2度の防衛に成功している。前戦は2023年3月の『BOUT』で山川賢誠に判定負け。戦績は26勝(8KO)20敗2分。
白石は2016年J-GROW全日本中学生トーナメント優勝、2017年KAMINARIMON全日本トーナメント-60㎏級優勝を経て2022年3月にRISEでプロデビュー。4戦目で山元剣心にKO負けで初黒星を喫したが、2023年5月には白鳥光希に初回KO勝ちして再起。5倍以上のキャリアを持つ宮崎に挑む。戦績は4勝(2KO)1敗。
1Rが始まると白石は2回転しての大技後ろ蹴り。しかし宮崎は全く動じることなくサウスポーから左ローを蹴る。宮崎の蹴りの空振りを誘って白石が右ストレート。両者が交錯したところでバッティングとなり一時中断。再開後、白石はジャブを当て、右ストレート、右フック。宮崎はローを蹴るもパンチは白石にかわされる。
2R、宮崎はジャブを出しつつ前へ出るが奥平の右をもらう。ならばと宮崎は左ミドル、左ヒザ。白石はジャブを突きまくるが、宮崎の左ミドルから組んでの左ヒザをもらう。宮崎はこのコンビネーションで攻勢に。白石は右フックを叩き込むも宮崎のヒザをもらう。パンチ一辺倒の白石は宮崎のミドルをもらい続けた。
3Rも完全に宮崎の片手キャッチからのヒザにハマる白石。宮崎は左右ローも蹴り、パンチ一辺倒の白石の奥足を狙う。パンチの打ち合いになっても、最後には宮崎がヒザを突き刺し、左ローを蹴る。宮崎の左ローに足を上げ始める白石は右フックを思い切り当て、宮崎が鼻血を出す。首相撲でコカした宮崎にイエローカード。残り1分は打ち合いとなり、白石が左フックと右ストレートをヒットさせていくが、宮崎もヒザで応戦。しかし、キャッチから2回蹴ってしまい痛いレッドカード(減点1)。そこから宮崎も殴り合いに行き、激しい打ち合いで本戦終了。
判定はジャッジ1名が白石を支持したが2名はドローで延長戦へ。宮崎はブロックを固めて左ローを蹴り、白石は左フックを狙う。宮崎のジャブ、カウンターのヒザ蹴り。白石はあまり手が出ず、宮崎のヒザと左ローをもらう。宮崎の左ローと左インローに下がる白石。ロープを背負った白石に左ローを叩き込むと、白石はダウン寸前に。さらに左ストレート、左フックを叩き込む宮崎。白石はローを蹴られると手が出ず、宮崎が押し切った。
判定は3-0でベテランの宮崎が新鋭の白石を振り切った。宮崎はマイクを持つと「白石くんめっちゃ強かったです。もう少しキックボクシング頑張るのでもう少し応援してください」と語った。