▼第2試合 Krush女子ミニマム級 3分3R延長1R
〇ケイト・ウィラサクレック(WSRフェアテックス三ノ輪/M-1 JAPAN女子ライトフライ級王者)
判定 ※30-26、30-27×2
×青木 繭(SHINE沖縄)
ベラルーシとのハーフであるケイトは3歳から極真空手を学んで13年の経歴を持ち、本人も「ありすぎて覚えていない」というほどの優勝・入賞歴を持つ。男女混合大会や体重無差別で勝つことに意義を持ち、2016年にはなんと高校生の男女混合大会で優勝したことがある。K-1アマチュア大会を経て2020年10月の『Krush-EX 2020 vol.2』でプロデビュー。M-1 JAPAN女子ライトフライ級王座にも就いた。前戦は2022年11月、MOEに延長戦までもつれる接戦の末に判定負け。戦績を4勝3敗とした。
青木は30代からキックボクシングを始め、『BreakingDown 5』のオーディションに参加してスパーリングで勝利、話題となった。その後は『BreakingDown 6』への出場を目指していたようだが、2022年10月にプロデビュー。2RでKO勝ちすると12月にはシュートボクシングに参戦し、1Rでダウンを奪って判定勝ち。2023年2月の新日本キックボクシング協会での3戦目も1Rでダウンを奪って判定勝ちと3連勝。しかし、4月の新日本キックで2-0の判定負けでプロ初黒星を喫した。Krushには今回が初参戦。
1R、ジャブ&ローのケイトだが、青木のショートのパンチを連続して顏にもらう。左右フックも被弾するケイトは左ミドル。ジャブから右ハイを蹴るケイトに青木は前へ出てのワンツー。長いジャブを伸ばすケイトに青木はすぐワンツーをリターンする。
2Rが始まってすぐ、ワンツーの打ち合いでケイトの右ストレートが直撃し、青木はダウンを喫する。ジャブ、左フックを当てるケイトだが青木の右ストレートを被弾。もらっても大丈夫と判断したのか。ジャブ、前蹴りで余裕を見せるケイト。青木は鼻血を出す。
3R、ケイトは高い位置への前蹴りを放ち、ジャブでも突き放す。ワンツーの連打で前へ出る青木にはヒザ蹴り。ガムシャラにパンチを繰り出して前へ出る青木と、どっしりと構えてジャブや前蹴りで距離をとる余裕のケイト。表情からも余裕が見てとれるケイトはジャブと前蹴り、ミドルと自分のペースで戦い続けた。
大差の判定でケイトが勝利した。