K-1K-1
K-1
レポート

【Krush】璃明武が技術で永坂吏羅のパワーを封じ初防衛に成功、髙橋直輝が西元也史破り4連勝、璃久が森田奈男樹をKO、目黒翔大がKNOCK OUTからの刺客・新田宗一朗を撃退、元プロボクシング日本王者の悠斗が衝撃の9秒KO

2023/07/22 19:07

▼第7試合 Krushスーパー・ウェルター級 3分3R延長1R
×森田奈男樹(エイワスポーツジム/第4回JFKO全日本空手道選手権軽重量級優勝)
KO 3R 1分46秒 ※右ストレート
〇璃久(HIGHSPEED GYM)


 森田はフルコンタクト空手出身で第4回JFKO全日本選手権軽重量級優勝など数々の実績を持つ。2021年6月のKrushでプロデビューし夜叉猿に判定勝ちすると、11月の2戦目では藤岡裕平に空手仕込みの蹴りを連発し、左ハイキックでKO勝ち。3戦目も藤村大輔を2R46秒、後ろ蹴りでKOして大きなインパクトを残した。4戦目ではイゴール・シウバから内廻し蹴りや後ろ廻し蹴りでダウンを奪って4連続KO勝ちをマークしたが、2022年4月にK-1初出場でジョムトーンにKO負けで初黒星。2023年3月、ベテランの山崎陽一に判定勝ちして再起した。戦績は5勝(3KO)1敗。


 璃久は2019年4月に『S-BATTLE』でプロデビュー。2戦目からはシュートボクシングを主戦場とし、4勝1敗の戦績を残す。『NO KICK NO LIFE』や『HOOST CUP』、『NJKF』などに出場し、今回がKrush初参戦。


 1R、森田は開始同時に右ミドル、右ローで前へ出る。璃久はワンツー、右カーフ。璃久の左フックをもらう森田は後退、璃久が連打でコーナーへ詰める。さらに右のクロスをヒットさせる璃久。森田は左の三日月と左インロー、璃久のパンチが森田の顔面を捉えたラウンドとなった。


 2R、ワンツーで前に出る璃久は左フック、右アッパーを森田のガードの隙間から入れていく。さらに右ボディストレート。璃久の右ボディストレートで大きく下がった森田だが、左のショートで逆襲。しかし、璃久の連打を浴びて防戦一方に。そこで森田はヒザを突き刺して形勢逆転。璃久の左右フックを顔面にもらう盛だが下がらずヒザを突き刺す。さらに左ボディ、左ミドル。ヒザ、三日月と徹底してボディを攻めていく森田。



 3R、森田は左ボディの連打、左ミドル、ヒザと徹底的なボディ攻め。ムエタイ流の足払いも見せる。前に出る森田を左右フックで迎え撃つ璃久も必死の応戦。前日記者会見での両者の言葉通り、根性と気合いの戦いとなった。ロープを背負った璃久に森田が左の蹴りを放ったところへ、璃久がカウンターの右ストレートを伸ばす。これが見事に決まり、森田はバッタリと倒れ、璃久のKO勝ちとなった。


 苦しい場面からの勝利に嬉し泣きする璃久は「こんなところで泣いていて全然あかんと思うから、もっともっと強くなって12月に大阪でK-1あるんですけれど、ぜひ僕のことを使ってください。そして会場の方、一人でも多く名前を覚えてもらいたいです。和島(大海)さん、絶対に俺ベルト獲るから。それまで負けんといて下さい。押忍」と、K-1大阪大会への出場アピール、そして練習仲間でもある和島へメッセージを送った。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.335
2024年11月22日発売
年末年始の主役たちを特集。UFC世界王座に挑む朝倉海、パントージャ独占インタビュー、大晦日・鈴木千裕vs.クレベル、井上直樹、久保優太。武尊、KANA。「武の世界」でプロハースカ、石井慧も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント