第5代Krushバンタム級王者・佐々木洵樹(POWER OF DREAM)の引退セレモニーが行われた。
佐々木は元帝拳ジム所属のプロボクサーで、OPBF東洋太平洋フェザー級13位、日本フェザー級7位になった実績を持つ。プロボクシング戦績は19勝(7KO)4敗。
2019年2月からKrushに参戦すると、11月には晃貴を判定で破り、僅か3戦目にしてKrushバンタム級王座に就いた。2020年になると王座を返上し、8月のKrushでスーパー・バンタム級転向第一戦を行い龍斗に判定勝ち。12月K-1初参戦では璃明武との無敗対決も制した。2022年2月の「K-1 WORLD GP第3代スーパー・バンタム級王座決定トーナメント」準決勝で玖村将史にKOで敗れ初黒星。これが現役最後の試合となった。生涯戦績は7勝(1KO)1敗。
関係者や家族からの花束贈呈があり、佐々木は次のように挨拶した。
「自分は15歳で北海道から来てK-1王者になりたくてキックボクシングを始めて, その後に帝拳ジムに入門してボクサーとして10年やって、日本ランキングに入ったんですがその後にまた夢を追いかけたくてK-1の道に行きました。振り返ると一番よかったのは王者になれたこともそうですが、いろいろな方に触れ合えて普通では味わえない世界を見れたのが自分の誇りです。帝拳のトレーナーもキックボクシングに転向してからはほとんど連絡をとってなかったんですが、今回連絡したら二つ返事で来てくれたので嬉しかったです。これから夢を持った選手や世間に格闘技の素晴らしさを伝えていきたいと思っています。息子にも夢の力、何でもいいのでやってもらおうと思いますし、自分もこれから夢の力で頑張ろうと思います」
最後に10カウントゴングを聞き、佐々木は現役生活に別れを告げた。