▼第6試合 Krushライト級 3分3R延長1R
×児玉兼慎(K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)
判定0-3 ※26-30×2、26-29
〇大谷翔司(スクランブル渋谷/JAPAN KICKBOXING INNOVATIONライト級王者)
児玉は2020年11月からKrushに参戦し、2戦目で提髪和希に判定で敗れるもその後は3連勝。前戦は2023年2月大会で第4代Bigbangスーパーライト級王者・昇也から綺麗なワンツーでダウンを奪って勝利した。戦績は5勝(1KO)1敗。
KNOCK OUTから初参戦の大谷は陸上自衛隊徒手格闘部隊出身。2016年にデビューし、2019年1月にはREBELS-MUAYTHAIライト級タイトルへの挑戦を経験(ドロー)。2020年8月にはJAPAN KICKBOXING INNOVATIONライト級王座に就いた。12月にはKNOCK OUT-BLACKライト級王者バズーカ巧樹とノンタイトルマッチで対戦し、ダウンを奪って判定2-0で勝利。しかし、2021年5月のタイトルマッチでの再戦では逆にダウンを奪われて判定負けで王座奪取に失敗。2022年4月には『RIZIN TRIGGER 3rd』で初回KO勝ちも、7月には梅野源治に3RでTKO負け。12月には庄司啓馬にKO勝ちで再起を果たすと2023年4月に力斗にKO勝ち。戦績は17勝(10KO)8敗3分。
1R、児玉が右カーフで先制。ロープを背負う大谷に左フックも浴びせていく。この児玉のロー&カーフに下がり気味だった大谷だが、終盤はジャブを突くようになり右を狙い撃ちにしていく。
2R、すぐに打ち合いに行った児玉だったが、打ち合いに応じた大谷が左にヘッドスリップしながらの右をカウンターで合わせてダウンを奪う。大谷はそこから左ボディ、右ストレートと攻撃を仕掛けていくが、児玉は左フックで反撃。大谷も被弾が目立ち始める。
3Rも始まってすぐに打ち合いに行く児玉。左右フックで大谷にロープを背負わせて連打。逆転勝利の予感に沸く場内だったが、大谷が右強打で反撃。児玉は強気に打ち合いに行き、大谷も必死に返す。やや児玉の勢いが優ってきたかと思われた瞬間、前に出た児玉へ大谷がカウンターの右ショートでダウンを奪う。立ち上がった児玉だが足元はふらつき、大谷が逆転を許さず大差の判定でKrush初勝利を飾った。