▼第8試合 Krushフェザー級 3分3R延長1R
×MOMOTARO(OGUNI-GYM/元WBCムエタイ インターナショナル フェザー級王者)
判定0-3 ※28-30×3
〇稲垣 澪(K-1ジム大宮チームレオン/第4代Bigbangフェザー級王者)
MOMOTAROは2010年10月にNJKFでプロデビューし、2014年11月にNJKFフェザー級王者、2015年9月には10連勝でWBCムエタイ日本統一同王者に。タイ、中国でも試合を重ね、2017年6月にはWBCムエタイ・インターナショナル王座を獲得。2019年に『ONE Championship』と契約し、3勝2敗の戦績を残して2021年3月からK-1参戦。西元也史、朝久裕貴にKOで連敗を喫したが、2022年8月に提髪和希から勝利をもぎ取った。スーパー・フェザー級からフェザー級に階級を下げた2023年3月の竹内将生戦も勝利して連勝。戦績は34勝(8KO)13敗1分。
稲垣は極真館空手出身でジュニア時代から数々の入賞歴を持ち、15歳で全日本ウェイト制大会-60kg優勝。キックボクシングではABEMAの『格闘代理戦争』に出場して名を上げ、2020年4月にプロデビュー。KHAOS、K-1、Krushで3連勝するとBigbangに出場して2連勝で2021年11月にBigbangフェザー級王座を奪取した。しかし、2022年5月の寺田戦で初黒星を付けられ、8月の岡嶋形徒戦ではKO勝ちも、12月には現王者の森坂陸に判定で敗れた。戦績は6勝(4KO)2敗。
1R、左ミドルで距離をとるサウスポーのMOMOTARO。稲垣はその蹴りに右ストレートを合わせようとする。稲垣のプレッシャーに押されるMOMOTAROだが、大きな軌道の左フックが大きな音を立てて稲垣にヒット。ここからMOMOTAROが左ストレート、左フックで攻勢に出るが、右フックに右ショートストレートを合わせて稲垣がダウンを奪う。
2R、MOMOTAROは左ミドル、ヒザを蹴っていき、バックハンドブローを繰り出すも稲垣に読まれている。稲垣はガードを上げて前へ出て、このラウンドは慎重ながらも踏み込んでの右ストレートをヒットさせた。
3R、MOMOTAROは逆転を狙って左フックとバックハンドブローを狙うが、稲垣のディフェンスは固くヒットを許さない。逆に稲垣はMOMOTAROの打ち終わりを狙っての右。右がヒットすると左右の連打。MOMOTAROも最後まで意地を見せて逆転を狙って攻撃を繰り出していったが、判定3-0で稲垣の勝利となった。