【RIZIN】城戸康裕が初参戦「僕はRIZINに全てを捧げます。若手はマジでぶっ飛ばす」、木村“ケルベロス”は「城戸倒したら、次はYA-MANお前やぞ」

　2023年5月6日（土）東京・有明アリーナ『RIZIN.42』の追加対戦カード発表記者会見が、4月13日（木）都内にて行われた。 　RIZINキックボクシングルール69.0kg契約3分3Rで、城戸康裕（TEAM ONE）vs.木村“ケルベロス”颯太（NJKF心将塾）が決定。 　会見に出席した城戸は「やっとこの舞台に出られることをマジで嬉しく思っています。対戦相手のケルベロス選手は22歳なんですよね。まだまだ全然若いし、僕は去年40になったので完全におやじ狩りの年齢なんですよね。狩られないようにしっかり頑張るのはもちろん、ここ（隣のブアカーオと）同い年なんですよ。僕らがまだ最前線にいるってところを若者に、40代でもまだ全然バリバリやれるんだよって、40代に勇気を与えるような戦い方を僕らでというか。全然余裕だよ、と。40代が20代をぶっ飛ばしたら面白いじゃないですか。それをRIZINでしっかり見せていこうかと思います」と、40代格闘家の実力を見せるとの意気込み。 　対戦相手の木村からは「地獄から城戸を殺しに来ました。ケルベロスです。大阪大会参戦に引き続き有明大会への参戦オファーをいただき、RIZIN運営のみなさん本当にありがとうございます。おい！ アンチども見てるか？ ジモキックが有明大会参戦やぞ。お前らが文字で必死に誰かを叩いて、無意味なことしてる間にも俺はどんどん上行くぞ。お前らも必死になれること見つけろ。そして、今回の相手、俺にとっても初めての挑戦の階級、元々強かったおっさんやけどまだ引退できずにいまだにリングで足掻いてるおっさんやから俺が地獄に引きずり降ろして、RIZINぶち上げていこうと思います。この日はYA-MANも出るから、俺が城戸倒したら、次はYA-MANお前やぞ。上ばっか見てたら痛い目合うってことわからせたるから、待っとけよ。RIZIN最高の舞台をホンマにありがとう。しっかり仕事します！」と、挑発的なコメントが寄せられた。 　城戸はその木村について「マジで昨日聞いたんですよね。それですぐに映像を見させてもらいました。背が高くて若いというイメージですね。技術もしっかりあって。多分、けっこうガツガツ来る性格じゃないですか、さっきのコメントからすると。次に会った時は喧嘩になるんじゃないですか、分からないですけれど。飛び蹴り来るかもしれないですけれど、それはしっかり避けてね。先輩な感じ、ベテランな感じを出せば何も問題ないかなって感じですね」と、あまり相手にしていない様子。 　では、今後RIZINで何を目指していくのかと聞かれると「今回、僕はいつもより1kg軽い69kgでやるんですけれど、基本は70kgなのでみんな一緒なんですよ。そうなってくるとトーナメント的なものもやれたらいいのかな。ここでそういうヤバいことをやりたいなって。そこを目指して。ブアカーオ選手とは何回もトーナメントで一緒で、前回もスペインでのトーナメントで一緒だったし、その前もK-1 WORLD MAXで一緒になったことがあるんですけれど、戦ったことが1回もないので面白いですね。そういうことも含めて今後RIZINにはワクワクしかないです。若手はマジでぶっ飛ばすしか。そういうことをやっとかないとダメなので、先を見ています」と、RIZINでトーナメントをやりたいと答えた。 　城戸はRIZIN参戦のために事務所を訪れ、榊原CEOに直談判したという。 「僕のマネージャーに皇治という人間がいて(笑)。皇治くんがめっちゃ動いてくれて。僕は今、皇治くんのTEAM ONEで練習しているんですけれど、皇治くんが動いてくれたって感じですね。僕も長い間、Bigbangとかいろいろ出ていて僕の中でけっこう時間がかかったってところもあって。思い返すと凄くキツい思いもしましたし、悔しい思いもしましたし、思い出すと泣けてくるくらいの思いもしたんですよ。僕はただ正しいことをしたかったので、その想いを榊原さんに伝えて、『やろう』と言っていただいたので僕はRIZINに全てを捧げます。今後の僕の格闘技人生、本当に還暦くらいまでガチでやろうと思っているので、身体が許す限りボロボロになるまで戦っていこうと思っています。その想いを伝えさせていただきました。見とけよ、と。その気持ちでいっぱいです」と、RIZINに骨をうずめる覚悟だと話した。 　目標は100戦で「僕が次プロ81戦目なので見えてきましたよね。トーナメントやればいけるので。100戦が見えてきました」とし、「それはRIZIN.60くらいで？」と聞かれると「城戸も60（歳）で」と城戸節。 　そのためにはまず、木村戦をクリアーしなければならない。どんな試合を見せたいかとの問いには「寝技・投げ技・絞め技がないので、当たり前ですけれどKOすれば一番分かりやすいのかなと思いますね。打撃は僕らスペシャリストなので、打撃のみでやってきた僕らの綺麗な動き、華麗な動きをしっかり見せたいと思います」と、RIZIN初陣をKOで飾りたいと語った。