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【RIZIN】榊原CEO「フライ級GPに打って出てもいい」「竿本は実力でモノを言わせていくしかない」「アーセンは覚醒してもらうラストチャンス」=4.1大阪~5.6有明

2023/04/05 20:04

ドッドソン「サオモトは実験台にちょうどいい」

 今回の開幕戦を皮切りに、同級では激しいサバイバルマッチが待っている。

 2023年5月6日(土)の『RIZIN.42』有明アリーナ大会では、フライ級で下記の3カードが組まれた。これらフライ級のカードについて、榊原信行CEOは「実力測定がしっかりされる」と語った。

▼フライ級(57.0kg)5分3R
竿本樹生(BRAVE)
ジョン・ドッドソン(米国)

 フライ級で、大みそかに所英男を1R TKOに下したジョン・ドッドソンが、ZSTフライ級王者の竿本樹生と対戦。MMA14連勝中の竿本は元UFCのドッドソン越えを果たせるか。RIZINでは中村優作を1R TKOに下した後は、北方大地、松場貴志、宇田悠斗を相手にいずれも判定で競り勝っている。その強いレスリングで、動き回るドッドソンの回転速い打撃も封じこめることが出来るか。

◆ドッドソン「RIZINルールは闘い心地が良い」

「サオモトと戦うのが待ち遠しいよ! RIZINルールでしか使えない技の実験台にピッタリだ。とにかくこのRIZINルールは闘い心地が良い。だからこの試合にジャッジはいらないかな」

◆竿本「過去一強い相手に勝って、年内にタイトルマッチを」

「BRAVEの竿本です。約1年ぶりに試合します。今回の相手、過去一番強いですけど、しっかり勝って、年内タイトルマッチ目指したいと思います。よろしくお願い致します」

▼フライ級(57.0kg)5分3R
伊藤裕樹(ネックス)
山本アーセン(KRAZY BEE/SPIKE22)

 伊藤は、MMA13勝4敗。2022年8月から開催中のDEEPフライ級GPでは、原虎徹、ビョン・ジェウンを下し、準決勝進出も、2023年2月に本田良介に判定負けで決勝進出ならず。強豪ぞろいの同GPを戦ってきた実力を、2022年7月以来のRIZINで見せるか。

 対する山本アーセンは、山本美憂の長男。2020年8月以来、2年9カ月ぶりのRIZIN復帰戦となる。2013年グレコローマン世界カデット選手権69kg級優勝のアーセンは、RIZINでの前戦で加藤ケンジに1R KO負けでMMA3勝5敗。約4年ぶりの白星を掴めるか。

◆伊藤「試合せずに女のケツばっか追いかけ回してる人には負けたくない」

「RIZIN無敗の伊藤裕樹です。今回対戦相手を聞いて、正直驚いたというか、それと同時に格闘技ファン待望の山本アーセン選手が試合に、RIZINに戻って来るっていうので、すごく胸が熱くなると思います。でも、(前回負けて)『経験積んで試合に出る』って言ってたのに、2年半くらい試合をせずに女のケツばっか追いかけ回してるんで(アーセンは「間違いない!」と返答)そんな人には負けたくないので、『RIZIN.42』で一番面白かった、と言われる試合をしたいと思うので、皆さん楽しみにしていて下さい!」

◆アーセン「休んでいる間に格闘技IQが高まった。相手どうこうじゃなくて、その前に自分に勝ってやりたいことを試合でやる」

「どうも、山本アーセンです、ただいまです。ちょっと自分、怪我していろいろあって、長いこと休ませてもらったんですけど、その間にいろいろと格闘技IQだったり自分のやりたいことだったり、自分の目標がいろいろ決まってきたので、またアスリートとしてではなくて“格闘家の山本アーセン”を見せられるような気はしてるんで、相手がどうのこうのじゃなくて、まずその前に自分に勝って、自分がやりたいことを試合でやれば盛り上がってくれると思うし、相手に対してもリスペクトを込めた良い試合を出来ると思うので、とりあえず自分に勝ちに行きます。押忍、応援よろしくお願いします」

【変更】
▼フライ級(57.0kg)5分3R

征矢 貴(パラエストラ松戸)
ラマザン・テミロフ(ウズベキスタン)
浜本“キャット”雄大(クロスポイント大泉)5勝2敗
※征矢貴(パラエストラ松戸)が練習中に右膝の右内側側副靭帯部分断裂で全治10週間と診断され欠場。

 指定難病のクローン病とも闘う征矢は、RIZINで川原波輝、村元友太郎、中務修良を相手に3連勝も、2022年11月の前戦で中村優作にスプリット判定負け。今回が再起戦となる。対するウズベキスタンのテミロフはMMA15勝2敗で7連勝。8つのKO・TKOを誇るストライカーだ。

◆征矢「1分間では人の心は動かせない」

「パラエストラ松戸の征矢貴です。僕がプロデビューしてもう11年くらい経つんですけど、最近特に格闘技界が大きく変化しているなと感じて、いろんな団体があっていろんな選手がいて、いろんな人にチャンスが与えられる時代になったんだなと思うんですけど、そこでどの団体に出るとかはその人の自由なので、誰かがとやかく言うことではないんですけど、やっぱり1分間では人の心は動かせないので、僕は自分の試合で見ている人、映像で見てくれる方やファンの方、みんなの人生が前向きに変わってしまうような試合を、テミロフ選手としたいと思います。当日楽しみにしていて下さい!」


(C)Muradov Professional League

◆テミロフ「ついにRIZINで戦う事ができる」

「RIZINについて周りから何度も話を聞いており、自分も素晴らしい団体だと常々思っていた。そしてついに自分がこの舞台で戦う事ができる。この喜びをリング上で表現するので自分の試合には是非、期待してもらいたい」

 この会見後、榊原CEOは、1年2カ月ぶりのRIZIN参戦で、ドッドソンというビッグネームとの試合に臨む竿本樹生と、2年9カ月ぶりのRIZIN復帰戦の山本アーセンについて、厳しい査定試合になることを告げるとともに、期待も寄せている。

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