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【RIZIN】サトシが矢地にTKO勝ち、浜崎が前澤に一本勝ち、浅倉は古瀬を一蹴、江幡、名高が勝利。アーセン敗れる=RIZIN.22

2020/08/09 04:08

▼第1試合 61kg契約 5分3R ※ヒジあり
×山本アーセン(KRAZY BEE/SPIKE 22)=60.90kg
[1R 3分32秒 KO] ※右ストレート
○加藤ケンジ(K.O.SHOOTO GYM/3POUND)=60.85kg


 山本アーセンは、2019年6月以来のRIIZN参戦。2月の浜松大会で金太郎にリアネイキドチョークで一本負けした加藤ケンジと対戦する。

 山本は、度重なる怪我を経て、グアムで再生し、2019年2月には第一子も誕生。


 RIZINでは、マネル・ケイプ、宮田和幸と強豪相手に敗れたが、2019年6月のティム・エスクトゥルース戦ではスタンドでのレスリングの差し合いからヒザ蹴り、さらに右ヒジでダウンを奪い、1Rでパウンドアウト。2年ぶりの勝利を飾っている。

 グアムを練習拠点としているため、2週間の日本での自主隔離生活を経て、横浜入り。日本在住のファイターとは異なる形で、1年2カ月ぶりの試合に臨む。


 加藤は、プロ修斗環太平洋バンタム級ランカーで、カウンターの右ストレートなど打撃のキレに定評がある。MMA歴も11年(10勝7敗)と、アーセン(3勝4敗)の倍以上のキャリアを持つ。2019年12月には”Theギロチン”こと齊藤曜の組みを徹底して切り、左右のフックでマットに沈めており、長いリーチと詰めの爆発力で、大物食いを狙う。


 レスリングと打撃の融合を図って来たアーセンは、チームの祈りを背に成長した姿を見せられるか。「このタイミングで試合をもらえたのは、絶対に俺にしか出来ないことがあるから」とSNSに記している。


 1R、最初はともにサウスポー構えから。加藤の左を受けてヒザから崩れた山本だが、クリンチからヒザ。テイクダウンから立つ加藤はヒザを突き、右を当てるが、山本は左で差してテイクダウン! ハーフからマウントを奪い、加藤に背中をつかせる。ハーフに戻す加藤。亀から立つと山本はヒザ。しかし突き放す加藤。


 互いにオーソドックス構えになると、加藤は得意の右を当てて、山本をグラつかせると、狙いすました右のロングフック! 山本が後方に崩れ落ちて、追打はせず加藤が勝利した。


 試合後、リング上で加藤は「自分は浜松のK.O.SHOOTO GYM出身で、メインでもブルテリアボンサイのサトシが締めてくれると思います」とコメント。バックステージでは、序盤のサウスポー構えからオーソドックスでKOしたことについて、「相手の構えに合わせるのが作戦でした。自分のやるべきことをやりました」と語った。

 敗れた山本は「常に自分を試合に置かないとだめだなと思いました。RIZINだけ出るのは贅沢すぎて望んでいない。RIZINだけ出ていてはだめなので日本のほかの大会に出て経験を積みたい」と語った。

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