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【ONE】アンドラージが4R終了時リネカーにTKO勝ちで涙の戴冠! タワンチャイがローキックで秒殺防衛、グラップリング戦で三浦彩佳がケリーを苦しめるも判定負け

2023/02/25 09:02

▼キャッチウェイト(53.9kg)サブミッション・グラップリング 10分1R
〇ダニエル・ケリー(米国)
[判定3-0]

×三浦彩佳(日本)

 日本から柔道ベースの三浦彩佳が参戦。CARPE DIEMでは主に防御、エスケープに取り組んできたという。トップグラップラーのケリーは、ONEグラップリングでは2022年3月に山口芽生と引き分け、11月にマリア・モルチャノバをリアネイキドチョークで極めている。



 グレーの全身ラッシュガードで前髪を金のハングカラーにした三浦。対するケリーは黒のラッシュガードにスパッツ&ショートパンツ姿でリング上で髪をまとめる。


 1R、スタンドから。いきなりは引き込まないケリー。組み手争いから足を取りに行くも深追いしないケリー。引き込みから足関節狙いを外してがぶりは三浦。減量してきた体格差を活かして戦う。


 立ち上がるケリーはコーナー際で引き込みもセンターから再開。ケリーのバック狙いを首を巻き込んだ投げで袈裟固めに。背中を見せることで相手の首を掴む三浦。


 アヤカロックで腕を挟んでVクロスを極めたい三浦にバックテイクを狙うケリー。そこでさらに首投げで袈裟固め、さらに左腕を足で挟もうとするが、ケリーは右足を右足にかけて防御。


 首を抜いたケリーはバックテイクから右足をかける。首を守る三浦は亀に。後方のケリーの首を巻き込み、首投げ! 上になるも浅く、いったん離れる。


 2度引き込みのケリーを潰す三浦。3度目の組みを潰そうとするが、リバーサルするケリーが上に。中央で再開。左手で下から首を抱える三浦。首を外してマウントに移行すると、背中を見せて逃げようとした三浦のバックからついに両足をかける!

 右腕を両手でつかむ三浦。ケリーは顔に手をかけてアゴを開けようとするが三浦は防御。リアネイキドチョークをセットしかかるが後ろ手を掴む。左右の腕を入れ替えるケリーだが、三浦は手一本を喉元に入れて防ぐと、アゴの腕を上に上げて、最後は足を掴んで上を取り返したところでゴング。

 判定は、ニアフィニッシュを作ったケリーが3-0で勝利。険しい表情のケリーは試合後、「彼女は強かった。シット!!(クソッ)」と毒づくと、「(アヤカロックは)私は柔らかいから問題なかった。チョークでスクイーズしたけど極められなかった」とコメント。三浦も専門職を相手に見所を作ったグラップリングマッチとなった。

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