▼第2試合 65.3kg契約 3分3R
○アフマド・チク・ムーサ(ドイツ/同級6位)
判定5-0 ※28-27×3、29-26×2
×ベルジャン・ペポシ(アルバニア)
ムーサは“ゴールデンボーイ”の異名を持ち、ドイツ人キックボクサーの中でも優れたファイターであるという。GLORYには2022年8月から参戦して2戦2勝(1KO)。AFSOヨーロッパ王者で戦績は57勝(28KO)8敗1分。試合は300グラムオーバーで計量をパスできず、フェザー級ではなく65.3kg契約で行われることに。
ペポシは今回がGLORY初参戦となり、戦績は27勝(16KO)1敗。2019年11月にWFMCヨーロッパ-64.5kg王座、2022年3月にISKAヨーロッパK-1ルール -63.5kg王座、10月にWKN -65kg世界王座を手にしている。
1R、ペポシがいきなり連打で仕掛ける。ジャブから接近しての左ボディ。ムーサはブロックを固めて左フックから右ロー。ペポシはワンツー、右ロングフック、、前蹴りと距離をとった攻撃。それにムーサは前へ出てガードの隙間を縫うような右ストレート、左アッパー。手数を出すペポシだが、ムーサはもらっても構わらず前へ出て強い右と左ボディを打ち込む。
2Rもアグレッシブにパンチを繰り出し、左ハイを放つペポシだが、ムーサは下がらず左ボディと右ロー。ペポシも攻撃の手を止めずジャブ、前蹴り、右ストレートを打つ。ペポシの顔面前蹴りでムーサが仰け反る。ペポシは技が止まらず運動量が凄い。ムーサもその攻撃をもらいながらも前へ出て左フック、右ローを放つ。
3R、ムーサは強い右ローを連打、ペポシは左右の連打から右ハイを繰り出すが、至近距離の打ち合いでムーサの右フックがクリーンヒット。ペポシは前にダウンする。詰めるムーサは左フック、右ロー。ペポシは左右フックと飛びヒザで反撃するが、ムーサの強烈な右ロー。最後にペポシが左フックをヒットさせたが、ムーサの判定勝ちとなった。ペポシがマウスピースを落としまくったことも印象に残る試合だった。