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レポート

【GLORY】アベナがマスロボイエフにTKO勝ちで新王者に、ノンタイトル戦になった再戦はウィッセが返り討ち、オズカグライヤンが豪快KOで王座挑戦アピール、巨漢ハチャブが完勝

2023/02/12 03:02

▼第4試合 ライト級 3分3R
○ゲリック・ビレット(フランス/同級2位)
判定4-1 ※29-28×3、28-29、29-27
×シハード・アキパ(ドイツ/同級5位)


 ビレットは2018年ベストファイターWAKOワールドカップ (-71kg)で金メダルを獲得するなどアマチュアで数々の戦績を収め、2016年11月にプロデビュー。2018年10月にはGLORYデビューを果たしている。2021年にISKA欧州スーパーウェルター級王座と同世界王座も獲得。前戦は2022年11月、アルコラック・カバレロを破りWAKO-PRO K-1欧州スーパーミドル級(-78.1kg)王座を獲得している。戦績は36勝(15KO)6敗1分。

 地元ドイツのアキパは2022年11月にGLORY初参戦、イタイ・ガーションを判定で破っている。戦績は49勝(18KO)10敗。普段はバーガーショップのオーナーであるという。

 1R、長いリーチからジャブを突くアキパにビレットはワンツーから右ロー。ビレットは前後のステップとスイッチを多用する。ビレットは右ローを狙い撃ち、アキパはパンチからヒザに繋ぐ。アキパのカウンターの右フックで一瞬ビレットの腰が落ちるが、すぐに打ち返して持ち直す。ビレットはワンツーで反撃もアキパは右ストレートとヒザ。ラウンド終了間際にビレットの右ストレートでアキパがフラつく。

 2R、前に出ていくのはビレット。左右フックから左ボディ、右ローとコンビネーションをつなげるビレットにアキパは長いワンツーから飛び込んでのヒザ。右ローとスピードのあるパンチを繰り出すビレットだが、アキパの長いワンツー、ヒザが鋭い。ビレットがワンツーと左フックで前へ出てアキパにロープを背負わせる。アキパはスーパーマンパンチもビレットのパンチが正確に捉える。

 3R、ビレットがバックキックを繰り出すとアキパも同じ技を返し、飛びヒザ蹴りも発射する。ビレットの右ローとワンツーに劣勢のアキパはヒザに活路を求めるが、ビレットのスピードのあるパンチがアキパを捉える。ビレットのワンツー、そして右フック。最後はアキパがワンツーでビレットをロープに詰めた。

 判定は4-1でビレットが地元ドイツの声援を受けていたアキパに勝利。GLORY世界ライト級王者ティジャニ・ベスタティと戦いたいとアピールした。

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