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【GLORY】アベナがマスロボイエフにTKO勝ちで新王者に、ノンタイトル戦になった再戦はウィッセが返り討ち、オズカグライヤンが豪快KOで王座挑戦アピール、巨漢ハチャブが完勝

2023/02/12 03:02

▼第5試合 ミドル級 3分3R
○セルカン・オズカグライヤン(トルコ/同級2位)
TKO 2R 2分40秒 ※左フック
×セルゲイ・ブラウン(ドイツ/同級5位)


 オズカグライヤンはK-1ヘビー級で活躍したグーカン・サキの従兄弟。41勝(35KO)7敗という戦績を持つサウスポー。『GLORY82』でジュリ・デ・スーザにTKO勝ちしている。


 ブラウンは2013年6月に来日経験があり、オープンフィンガーグローブ着用で顔面打撃ありの極真館2013全日本ウェイト制空手道選手権大会にて-89kg級で準優勝を飾っている。極真空手三段。WKU(World Kyokushin Union)の世界選手権では2度優勝の実績を持つ空手家。『COLLISION4』でマイケル・ボアペアを破り、GLORYデビューを飾ったばかりだ。


 1R、サウスポーのオズカグライヤンが圧をかけて右ストレート、右フックからの左ヒザ。ブラウンは左フックから右ボディを打つが、オズカグライヤンは長いリーチからのジャブでブラウンを遠ざける。ラウンド終了間際、ブラウンが後ろ廻し蹴りを放つ。オズカグライヤンの丁寧なパンチが目立った。


 2Rもジャブの長い距離と接近しての右フックを使い分けるオズカグライヤン。ブラウンは左へ回り込みながらワンツーを狙うが、オズカグライヤンの長い距離と接近戦を使い分ける動きになかなかヒットを奪えない。左ミドルと左ボディはオズカグライヤン。ブラウンが左フックを打つとすかさずオズカグライヤンは右フックを被せる。




 オズカグライヤンの左ボディからの左フックにグラつくブラウンに、オズカグライヤンがさらにブラウンの右ストレートをかわしての左フック。テンプルを直撃され、ダウンしたブラウンは立ち上がろうとするも身体が言うことをきかず、様子を見たレフェリーが試合をストップした。


「みんな、俺がKOしに来たことは知っているだろう。俺はKOファイターなんだ」と言い放つオズカグライヤンはタイトル挑戦をアピールした。

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