キックボクシング
レポート

【ビッグバン】一航が完勝の初防衛、バンタム級は板橋武留が新王者、城戸康裕が約60kg差エキシビションに「無理」、NARIAGARI出場決定の矢島直弥が皇治の前でKO勝ち、ヘビー級ホープの星龍之介が3戦目でビッグバン王者をKO

2023/01/22 19:01

▼第9試合 スーパーエキシビションマッチ 2分2R
―城戸康裕(谷山ジム/WBKF世界スーパーウェルター級王者)
勝敗なし
―実方宏介(真樹ジムAICHI/前Bigbangヘビー級王者)


 スーパーエキシビションマッチには、12月にK-1との契約満了を発表した城戸康裕(谷山ジム)が登場。ホームリングでなんと前Bigbangヘビー級王者・実方宏介(真樹ジム AICHI)とスーパーエキジビション2分2Rを行う。城戸は70kg、実方は昨年9月のK-1での計量で126.05kg。エキシビションとはいえ、60kg近い差のある異色の組み合わせとなった。


 1R、実方がいきなり突進して場内をどよめかせる。軽快なフットワークでリングを大きく使う城戸だが、実方の右フックに吹っ飛び、「ヤバい!」と声をあげる。リングを走り回って実方から逃げる城戸。宣言通りにジークンドーのストレートリードや横蹴りでのストッピングを見せる城戸だったが、体格差はいかんともしがたい。


 2R、左ミドルを蹴る城戸だが、実方に右ミドルを蹴り返されると転倒。実方の突進を走り回って逃げる城戸。左ミドルを何度も蹴るが、実方は腕で受けて笑顔で涼しい顔。軽快な動きを見せる実方は飛び蹴りまで繰り出し、終了すると城戸は疲れ果てた表情でマットにうずくまった。


 実方は「僕、1年半前に負けてからビッグバン上がってないんですけど、K-1に上げさせてもらって3戦3敗です。4月の23日に名古屋でムエタイのタイ人の選手と試合が決まっているので応援に来てください」と挨拶。


 城戸は「見てて分かったでしょう? これが階級なのよ。50kgくらい差があるのは無理。本当にグラグラ効いてた。ガードの上からでも。もう2度と組まないでください」と訴えた。

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