▼第10試合 メインイベント第1試合 Bigbangバンタム級王座決定戦 3分3R延長1R
×萩原秀斗(K-1ジム総本部チームペガサス)
判定0-3 ※27-29、27-30×2
〇板橋武留(健成會)
※板橋が新王座に就く。
萩原は4歳から日本拳法を学び、高校1年生でキックボクシングに転向。19歳でプロデビューを果たし、2018年10月からKrushに参戦している。翌年1月には第4代Krushバンタム級王座決定戦に臨み、2020年に行われた第6代Krushバンタム級王座決定トーナメントでは準決勝へ進出。2021年は「K-1バンタム級日本最強決定トーナメント」に出場も1回戦で敗れた。2022年11月にはBigbangに乗り込み、右ストレートで小寺雄太をKOして連敗脱出。戦績は12勝(5KO)18敗4分。
板橋は2021年10月のKrush-EXでデビューした新鋭で、デビューから4連勝(1KO)を飾るも2022年9月に松本陸に判定で敗れた。今回が復帰戦であると共にKrush対決による王座決定戦のチャンスを得た。
1R、右カーフを狙い撃ちにしていく板橋に萩原は前へ出て右ローと左ミドルで対抗。板橋が打ち合いを仕掛けると萩原もこれに応じ、足を止めての打ち合い。ヒットを奪った板橋が畳みかけ、左フックで萩原を大きくグラつかせた。
2Rも右カーフを狙い撃ちにする板橋。萩原も右カーフを蹴り返すが右を合わされる。カーフを蹴られないように前へ出る萩原だが、板橋は下がりながら右カーフ。萩原は左ミドルを蹴り、左アッパーを突き上げる。スピードが鈍ってきた板橋に萩原は右ミドルを多用。板橋は蹴り足をキャッチしてしまい、イエローカードが提示される。
3R、いきなり打ち合いになると萩原が右ストレートからの左フックをヒット。板橋も左右フックを打ち返して右ローを蹴る。互いに右アッパーを突き上げ、足を止めての打ち合い。萩原の手数が多いが、板橋も打ち返している。その打ち合いの中、板橋が思い切り溜めを作って放った右ストレートで、萩原がダウン。再開後、捨て身の打ち合いに行く萩原に板橋も真っ向から応戦。打ち合いは最後まで続いた。
判定は3-0で板橋が新王座に就いた。「正直まだ王者になった自覚はないんですが、このベルト獲ったからにはもう負けられない。もっと練習してもっともっと上に行けるようにこれからも頑張っていきます」と、王者としての所信を語った。