▼第4試合 バンタム級ムエタイ 3分3R
〇ムアンタイ・PKセンチャイ(タイ)
[判定3-0]
×マブルド・ツピエフ(ウズベキスタン)
“エルボーゾンビ”ことムアンタイは2020年1月にONEでブライス・デルヴァルに判定勝ち後、タイでフェラーリ・フェアテックスに判定負け。その後2年のブランクを経て、2022年4月にリアム・ハリソンと5度ダウンの奪い合いの大激闘を演じたが最後はTKO負けを喫している。
1R、サウスポーのムアンタイに最初から打ち合いを挑むツピエフにムアンタイも応じる。回転の速い左右フック&アッパー、右ストレートで攻めるツピエフ。ヒジも繰り出すがムアンタイはかわす。ムアンタイは左ミドルから左フック、ツピエフの右ストレートがクリーンヒットする。ツピエフは左フックを多用し、ムアンタイの左ミドルに合わせに行く。しかしムアンタイは下がらず前へ出て左ミドル。両者アグレッシブな出足となった。
2R、ムアンタイが左ミドルと左右フック、ツピエフは右ストレートと左フックで迎え撃つが、ムアンタイは構わず前へ出て左のヒジを飛ばしていく。左ミドルを蹴ってなんとか左のヒジを当てたいムアンタイだが、ツピエフの右で大きく仰け反る。闘争心むき出しで前へ出るムアンタイ。左右ミドルからのヒザで追い込まれたツピエフは両足タックルでテイクダウン。ムアンタイのプレスにツピエフは下がり続けた。
3Rも前に出続けるムアンタイは、左右ミドルを蹴ってツピエフのパンチをかわしての左フック。右ミドルを蹴られ続けたツピエフは左腕をだらりと下げ、右のパンチしか打たなくなった。そこへ容赦なくミドルを蹴るムアンタイ。ついにムアンタイの左ヒジ3連打がヒットし、試合終了。