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インタビュー

【RIZIN】告白、AJ・マッキー「サトシはビーストだ、最もキツい試合の一つだった」×サトシ「このレベルの高い人とは初めて戦った」

2023/01/05 16:01

落とされても、タップするつもりは無かった

──さいたまスーパーアリーナの印象は?

「いや、もうほんとうに自分が戦ったことのあるなかでも最高のアリーナのひとつだね。会場もなんか驚異的な感じで、ファンも、格闘技カルチャーも、本当にフェノメナル。ここで試合をできたってことは本当に光栄で、とてもいろんなストーリーを聞いているしね、たくさんの名勝負がここで繰り広げられてきたんだってこととか。ついにここに来て、その一部を築くことができた。

 それから知っての通り、自分は『マッキー』という姓の名誉を取り戻さなきゃいけないものがあるというか、つまりマッキーという名前の人間が最後にこの地に立った時というのは、自分の父親が青木真也戦で眼窩骨折をした時だ。だからこそ、自分はみんなの前で素晴らしい試合を見せるって心に決めていたんだよ」

──鎧(※10万ドル、25kgの本物)を着て入場したのはどうしてですか?

「俺はウォリアーだ。戦(いくさ)に備えなければいけない。だからそういう面での自分が持つ文化と日本の文化とを関連づけ、そして融合するっていう感じかな? 自分は、試合にウォリアーとして臨む覚悟だったし、それってつまり、もし彼の三角絞めがああやってセットされたり、あのギロチンが極まったりして、もはやフィニッシュが免れない状況となったとしても、タップをするつもりがなくて、そうなったら落とされるつもりでいたんだ。

 そういう心構えのようなものが、自分はウォリアー的なタイプの人間だと思ってる。だからこの装束が自分のキャラクターにはとても合っていると思った。楽しんでもらえたのかなあ、だといいけど。正直、敬意を持った人間ではありたかったから、ちょっと分かんなくて。誰かがこういうことによって腹を立てるような、そんな行為はしたくなかったんだよ。だから、どうだったのかなって。自分はただただ素晴らしいショウを皆さんに見せたかった、しかも自分たちの文化について共感を持ってもらいながらね」

──2023年の展望は?

「分からない(笑)。ははは。とりあえずまずは家に帰ってスノボに行きたい。帰ってくるさ、日本にもまた来るよ。衣装を作ってもらったわけだけど、いくつかまた取りに来なくちゃ。なんていうか、侍、忍者、武士みたいな、ファイターらしいもの。それでいくつかを持って帰って、いつか子供たちに引き継いで、『なあ、自分はこれを着て、日本でスッゲー試合をしたんだよ。そして勝ったんだ』っていう、そうやって何かしら自分の子どもたちに繋いで『ねえ、これはお前達でもある』って感じてもらいたいんだよね、この戦士の血が、自分達みんなに流れているんだって。そうやって触れてもうことで、最高の自分っていうものを目指してそうなってもらいたいんだ」

──サトシ選手があなたを倒すためにはどうすればいいでしょうか。

「やや、それはいい質問だね。実際のところ分からない。自分がケージなりリングなりに上がるっていうことは『自分vs.自分』みたいな気分になるんだ。たとえば一緒にトレーニングしてもいいよ、ハハハ! 助けにはなると思う。彼は試合を通してすごくよくやってたと思う。ただおそらくね、分かんないけどさ、どうあれ俺が取るよ。自分はただ勝ち続けるだけなんだ。自分がどこにいようと、彼が自分のバックを取ろうと戦い続けられるし、それを見せることができただろ? 実際彼は俺のバックを取ったし、俺を極めようともした。でもちゃんと彼に分かってもらいたいんだけど、俺はずっと打撃を出し続けていたし、彼に向かい続けていたよね、それがたとえ彼のほうが有利なポジションにいた時ですらね」

──日本のファンが増えました、また日本で試合をしてくれる約束をしてくれますか?

「来年の大晦日? もちろん(笑)。座って連絡してさえくれればいいよ、俺はここにいる、そしたらきっとすぐだよ」

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