MMA
インタビュー

【RIZIN】告白、AJ・マッキー「サトシはビーストだ、最もキツい試合の一つだった」×サトシ「このレベルの高い人とは初めて戦った」

2023/01/05 16:01
【RIZIN】告白、AJ・マッキー「サトシはビーストだ、最もキツい試合の一つだった」×サトシ「このレベルの高い人とは初めて戦った」

(C)RIZIN FF

 2022年12月31日(土)『RIZIN.40』(さいたまスーパーアリーナ)の「RIZIN vs. Bellator 5対5 全面対抗戦」の大将戦で、RIZINライト級王者のホベルト・サトシ・ソウザ(ブラジル)に判定勝ちしたAJ・マッキー(米国)が、試合後に個別インタビューに応じた。

 その回答のディテールを聞くと、あらためてAJがいかにさいたまスーパーアリーナでの試合に準備し、モチベーションを持って臨んだのかが分かる。

 前フェザー級王者からライト級に転向して2戦目のマッキーは、サトシと対峙しても大きさは変わらず。どこまでフィットしているのかも注目だった。

「ストップドントムーブ」には驚いた(マッキー)

 試合は、1R、サウスポー構えのマッキーが左ミドル、右のサイドキックで牽制。サトシに容易に入らせない展開。サトシは30秒すぎに滑りこんでのロールで前足と頭を掴んで引き込んでクローズドガードに入れることに成功。しかし足を開いたサトシの仕掛けにすぐにマッキーはパス狙い。

 なおも下から手足を手繰るサトシをマッキーは定石通り、コーナー下に引きずりスペースを無くして、約3分間をコーナー際での削りに徹底。

 サトシも巧みに腰を切り頭を横に逃して三角絞め、腕十字を極めに行くが、すぐに察知するマッキーは両腕、肩を突っ込んで上体を立てて防御。サトシが上のマッキーを抱き寄せて膠着すると、RIZINリングルールならではの「ストップドントムーブ」に。レフェリーは北米もRIZINも裁くジェイソン・ハーゾグ。

 中央に移動し再開したこの場面をマッキーは、「自分としてはサトシをリングマット下に当てるようにしたかった。彼は動くことが出来ないわけで、自分が打撃を与えるチャンスだったから。だからレフェリーに止められて、中央に戻されて再開するっていうのは、彼に柔術の技をかける機会を増やすことになったわけだから、『え、俺たちは別にリングアウトしたわけでもないし、何でもないじゃん』って思った」と振り返る。

 残り5秒を切り、体を離したマッキーがフットスタンプを落としたところでゴング。「自分のジムにはケージのみでリングが無いから、知り合いのジムのリングで練習してきた」というマッキーが、RIZINルールをモノにしていることがうかがえた初回だった。

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