2R、3Rは極めるチャンスがあったけど、手が疲れていた(サトシ)
2R、ジョニー・ケースや鈴木博昭と打撃も磨いてきたサトシは強い右ハイ、右フックをガード上ながらヒット。しかし、その連打にマッキーもカウンターの左ミドル、跳びヒザを合わせに行くと、左ミドルを効かせてダウン気味にサトシを押し倒す場面も。
サトシは立ち上がり、マッキーの打ち終わりに詰めてシングルレッグからボディロック、小外がけから脇を潜るとスタンドでバックに。
後ろから左足をかけると、マッキーは両足をかけられる前にスクランブルで前転をして外そうとするが、そこについていくサトシはグラウンドで胴にボディトライアングル(4の字ロック)をセット。
サトシの頭の位置が高く極め辛いなか、マッキーはたすきがけの組み手を作らせず。約2分間を防御で凌ぐ。
残り1分で右手で首投げで巻き込み、正対して胸を合わせようと試みるマッキーだが、その頭を抜いてバック、亀になったマッキーの右腕を掴みながら、得意の後ろ三角からの前三角、腕十字を狙うサトシだが、マッキーは足を組ませず、すぐにヒジも抜いて上を奪取。サトシがこれまで見せてきたMMA柔術のムーブを完全に研究している動きでトップを奪取した。
マッキーのグラウンドでの動きをサトシは「1Rの三角絞めはちょっと入ってはいなかった、足を殺して絞められなかったから。柔術の選手が見たら分かるね、まだ入ってない。2R、3Rのバックは極めるチャンスがあった。でも、彼がディフェンスできるし、私の手がちょっと疲れたからできなかった。でも、もうちょっとだね。チャンスがあるけどちょと失敗したな」と、組み技のクラッチで腕の力を使い続けたことで握力が足りなかったことを吐露する。
もともとサブミッションを得意とするマッキーは、今回の試合前に柔術家たちを招聘。徹底的にサトシ対策を練ってきたことを明かしている。
「コーチ、父、練習仲間、柔術を見せてくれた人達に感謝したい。サトシはウォリアー、戦士だった。タフなヤツだよ。三角絞めを狙い続けてきた(苦笑)。彼が自分を落とそうとすることが、まるで自分を、深い海の底へと引きずり込んで、溺れさせようとする、そういう感じだった。でもね、ラッキーなことに俺はスイマーとしても優秀なんだよ!」
頭と腕を抜き、トップを奪ったマッキーはサッカーキック、フットスタンプも繰り出し、ハーフからヒジ。セコンドの声を聴き、立ち上がり体を離して2Rを終えた。
These two are complete wizards on the ground...
— RIZIN FF English (@rizin_English) December 31, 2022
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