マッキー「サトシは自分を深海の底へと引きずり込んで、溺れさせようとしていた」=全文
──日本での試合を終えた、率直な感想を伺えますか。
「こうして日本に来て、日本のファンのために試合をしたっていう、一生に一度の経験じゃない? そういう全部をぎゅっと受け止めてる感じさ。日本のファンは、よりこの格闘技文化についてありがたみを感じてくれているから、自分がここにいるんだ! って気持ちになれる。だからここにいることを名誉に思うし、素晴らしいショウを見せられたことを誇りに思ってる」
──「リングで練習してきた」とのことですが、コーナー下を使い、サッカーキック、フットスタンプと、RIZINルールをフル活用していましたが、練習してきたのでしょうか。
「すごい楽しかった。毎試合できるかどうかというと分からないけど、とにかくめちゃくちゃエンジョイしたってことは言える。またやれたらいいなとは思う。願わくば、RIZINが今回の試合をよく評価してくれて、また自分を呼んでくれたら、たとえばタイトルマッチとかね、そういうところで出していければいいよね」
──サトシ選手の印象は?
「彼はウォリアー、戦士だった。タフなヤツだよ。三角絞めを狙い続けてきた(苦笑)。彼が自分を落とそうとすることが、まるで自分を、深海の底へと引きずり込んで、溺れさせようとする、そういう感じだった。でもね、ラッキーなことに俺はスイマーとしても優秀なんだよ!」
──あなたがコーナーに押し込んでいるときに「ストップドントムーブ」がかかりました。あのときはどのように感じましたか。あれがケージだったらもっと削ることができたような場面でした。
「自分達がリングのコーナーにいるかコーナーへと詰めていたりすることに気づいたら、自分としては彼をリングに当てるようにしたかった。彼は動くことが出来ないわけで、自分が打撃を与えるチャンスだったから。だからレフェリーに止められて戻されて再開するっていうのは、彼に柔術の技をかける機会を増やすことになったわけだから、『え、俺たちは別にリングアウトしたわけでもないし、何でもないじゃん』って思った。だからちょっと腹が立ったけど、文句を言うことはできない。だから試合を続行したまでだよ」