▼第7試合 DEEPフライ級GP 2回戦 5分3R
〇福田龍彌(MIBURO)57.15kg
[判定4-1] ※29-28×3, 30-27, 28-29
×安谷屋智弘(氷ヲ刻メ/池田道場)57.15kg
一回戦で福田は、1Rに反則のヒザ蹴りで「減点2」を受けながらも、杉山廣平からダウンを奪う攻勢で判定5-0勝利。対する安谷屋は元PANCRASE王者・小川徹を1R キムラロックに極めてのレフェリーストップ勝ち。今回の再戦を望んだ。
福田龍彌(MIBURO)57.15kg
「ええと……リベンジマッチとかいろいろ考えずに、日々取り組んできたことの集大成、仕事納めということで、分からせたろうと思っていますので楽しみにしていてください」
安谷屋智弘(氷ヲ刻メ/池田道場)57.15kg
「明日もしっかり勝ちます。熱い試合になると思うので楽しみにしていてください」
1R、サウスポー構えの福田にオーソの安谷屋。詰める福田。安谷屋が右のダブルで押し戻し。左で飛び込み右で差して押し込む福田に、クリンチから右を突く安谷屋。福田の肩パンチに金網背に安谷屋も左を突き、突き放す。
圧力をかける福田。安谷屋は右の蹴り、さらに大きな左右を見せる。右フックをガード上に当てる福田。「来い」と手招きする安谷屋は右の蹴りも、詰める福田は両脇差して肩パンチから崩し狙いも、安谷屋が再び左右で突き放す。
2R、中央を取る福田。飛び込んでの右から続けての右を当てる安谷屋! そのまま詰める安谷屋はダブルレッグも切り返して上になる福田。背中を見せて立ち上がる安谷屋にスタンドバックにつく福田。安谷屋はアームロック狙いから正対して左右を振ると福田も離れる。
安谷屋の右のダブルをかわして右アッパーを当てる福田! ダブルレッグに入る安谷屋を差し上げて投げて上に。フルガードの安谷屋は下からパウンドも、極めさせない福田は細かいパウンド。その頭にギロチンチョークは安谷屋。頭を抜く福田にギロチンスイープ狙いから立ち上がり、右をヒット! 下がる福田に右もゴング。
3R、左を当てる福田に、左右を振り混戦に持ち込み右を当てる安谷屋。そこに左を当てて詰めてテイクダウンは福田も、すぐに立つ安谷屋に得意のもろ差しは福田。
煽って脇を潜りスタンドバックの福田に、アームロック狙いから正対し、突き放して右を当てる安谷屋は連打で前進。被弾した福田は後退しながら左ボディを返す。ダブルレッグの安谷屋を潰して上になる福田。
そこにボディロックからダブルレッグでレッスルアップの安谷屋にカウンターギロチンチョークからスイープして上になる福田。安谷屋は首を外して亀になり立ちを狙うと、サイドバックの福田の腕を巻き巻き込み。ここは外した福田。スタンドに戻した安谷屋は左右から右を当てると福田は後退! 連打に福田も左アッパーを返し、安谷屋のダブルレッグを切ってゴング。
熱闘の判定は、4-1(29-28×3, 30-27, 28-29)で最後のターンを常に制している福田が勝利した。リベンジに成功し、2回戦を突破した福田は、「またヒヤヒヤさせちきゃいました。しんどい試合でまた3年前を思い出しました。弱いところがあって負けて、地道に取り組んで、打撃だけしかできなかったのが、組み勝つこともできるようになり、ほかのところでも進歩を感じました。僕が一番盛り上げたろうかと思ったけど、フライ級GPひき続きご注目ください」と語った。