安谷屋智弘「バキバキ鳴っていた。あれは逃げれない」
▼第9試合 DEEPフライ級GP 1回戦 5分3R
〇安谷屋智弘(氷ヲ刻メ/池田道場)
[1R 1分51秒 キムラロック] ※レフェリーストップ
×小川 徹(TRIBE TOKYO MMA)
安谷屋は、2019年4月のDEEP大阪で福田龍彌に判定勝ちし、2021年2月には松浦貴志にも判定勝ちしている実力者。しかし、2021年6月に伊藤裕樹に一本負けし、2021年11月のRIZINでは宮城友一にTKO負けと、2連敗中。ハマれば強い、その組み力をGPでいかに活かすか。
対するTRIBE TOKYO MMAの小川は、フライ級キング・オブ・パンクラシストでDEEP初参戦。2021年10月に上田将竜を判定で退け初防衛に成功も、2022年3月21日のPANCRASEで猿飛流に判定負けで王座陥落。今回、新天地を求めた。
試合は、組んで脇をを潜ってボディロックでスタンドバックについた小川に、安谷屋が背後の小川の左手首を掴んで、左腕をオーバーフックして、クラッチの中にこじ入れ、キムラクラッチを組むと、小川のボディロックが外れ、前転して相手を回して上を取った安谷屋がキムラロックへ。最後は小川の頭を跨いで絞ると、小川はタップしていないものの動けず、レフェリーは見込み一本で、安谷屋の勝利とした。小川は両手を広げて抗議も受け入れられず。安谷屋は元修斗王者に続き、元PANCRASE王者にも勝利し、2回戦進出を決めた。
「タップ」か「セコンドが止める」か「折れるまで見る」ことを望む選手側と、「完全に極まったら止める」と判断するジャッジ。試合後の勝者は「ヒジがバキバキいってて“これ以上いったら折れるな”と思っていた」と語っている。
安谷屋「絶対に判定じゃなく仕留めてやろうと、気合が入っていた」
「バキバキ鳴ってたんで、もうちょい早い段階で止めても良かったかなと思います。ヒジがバキバキいってて、“あっ、これ以上いったら折れるな”って。頭を跨いでいて、たぶんあれ、逃げれないですね。
あのまま続いてもどっちみち、一本かKO取ってたと思います。打撃でも組みでも行けるなと思いました。DEEPは甘くないぞ、という気持ちはありました。絶対に判定じゃなく仕留めてやろうと、気合は入ってました。
このメンバーで間違いなく優勝できるなと思っています。怪我も無いので、2回戦に向けて沖縄に帰ったらすぐに練習します。絶対、優勝するので最後まで見ていてください」
見込み一本って
— 小川徹 Toru Ogawa (@toruogawa0319) August 21, 2022
お遊びじゃねーんだから。
人生賭けて格闘技して
自分の骨が折れるのがわかったら今後の格闘技人生の事を考えてタップする。
それでもタップしなくて折れたら自分のせい。
そのくらい格闘家なら考えてやっている。
最後までやらせてほしかった。 https://t.co/NhZTW97SPE