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【DEEP】フライ級GP・村元が風我との大熱戦を制す! 福田が杉山からダウン奪う完勝、宇田が高速エルボーTKO勝ち! 狩野が一本勝ちで中村大介に宣戦布告「長南亮の弟子とUの最高傑作を」

2022/09/11 11:09

▼第14試合 フライ級GP一回戦 5分3R
〇福田龍彌(MIBURO)57.15kg
[判定5-0] ※28-26, 28-27×4
×杉山廣平(SPLASH)56.90kg
※1Rに福田に反則のヒザ蹴りで「減点2」

杉山「トーナメント一回戦ですが、出し惜しみしないで120%で行こうと思います。逆に福田選手も全力で来ることを願っています」

福田「4カ月ぶりに戦えて、待ちに待ったという感じです。誰よりも楽しい試合が出来るんじゃないかなと思っています。杉山君と、いいセッションをして盛り上げたい。MMAの質の高さを見てほしいです」

 1R、サウスポー構えの福田の左にダウンしたオーソドックス構えの杉山。そこで福田は反則の顔面ヒザを受けホイッスルで中断。

 福田にレッドカードの「減点2」がコールされ再開。引き込むような形で下になる杉山。左で差していったん上体を立てるが寝かせる福田は右のパウンド! 立ち際に右ミドルを頭に当てると左で差して両差しで押し込み、肩パンチも当ててヒザも突くが、今度はローブローに。このラウンド2回目の中断。ほどなく再開の残り10秒でゴング。杉山にダウンもあり、8-8の可能性もあるラウンド。

 2R、ワンツーの左がかすめる福田。外、内と右足の位置を変えてパンチを突く。右アッパーで飛び込む福田。杉山は左右で詰めるが、そこに右を当てる福田! 足が乱れながらも組む杉山に体を入れ替え、左を差して右の肩パンチ。

 左ローを突きながら頭を振るようにした杉山。しかし福田の左が伸びる。シングルレッグの杉山も、福田のがぶりに捨て身気味になる杉山、ディープハーフ狙いも作れず。立ち上がる杉山は左で差して肩パンチ。すぐに福田も肩パンチを返す。



 3R、福田の打ち終わりに組む杉山は両脇を差すが、そこで金網背に体を入れ替え離れる福田は、左ボディ! 左ストレート、アッパーも打ち込む。杉山はシングルレッグも切る福田はヒジ打ち。なおも組んで行く杉山。突き放す福田、杉山は右ストレート、さらにシングルレッグで片ヒザを着かせると左足をヒザ上に乗せて崩そうとするが、足を戻して立ち上がる福田。

 体を入れ替え合い、右ボディは福田。シングルレッグから右を振る杉山。福田は左ストレート。前に出る杉山。しかし福田の左を被弾。ゴング。

 判定は5-0(28-26, 28-27×4)で減点2があった福田が勝利。試合後、「ちょっとね、倒せなくて、杉山くんすごく気持ちが強くて。僕もキャリア長くて、仕事辞めて戦い一本にしました。こういう戦いが生きがいで、2回戦も一番、強い相手を選んで戦っていきますので、よろしくお願いします」と語った。

福田「打撃も組みもちゃんと内容の濃い試合にしたい」

――今回のフライ級GPに出ようと決意した気持ちは?

「強い人が集まっているし、勝てば“次”が約束されるので。そういうふうに定期的に戦える生活というのにずっと憧れていました。トーナメントというよりも、強い人とずっとコンスタントに戦い続けられることが魅力です」

――9月を選んだ理由は?

「この前のビョン・ジェウンくんとの試合で手を折っていたので。その手術は終わって、もうくっついてて大丈夫なんですけど、どうせやったら万全な状態でやったほうがいいかなと」

――抽選会では、福田選手の隣に杉山廣平選手が来ました。

「ご指名いただけて光栄やな、と。本田選手との試合は一応見ました。ごはん食べながら見てました。すごいちゃんと綺麗な技術を持っている選手やと思うので。どうやろう。まあ向かい合うんが楽しみですよ」

――まだ自分の方が上という心持ちでしょうか。

「いや、別に誰とやってても長所短所があるから。俺より上手い部分で勝負してくる人もいるやろうし。僕ができひん技をできる人もあるやろうし。杉山選手にできて俺はできひんというのもあれば、その逆もあると思うしね。誰とやっても同じ戦い方で、同じように勝てるというのが理想なんで。やりたいようにやりますよ」

――舞台がRIZINでもDEEPでも変わらず飄々とファイトしているように見えます。

「そうですね。俺はどこでも一緒ですね。別にRIZINにめっちゃ出たいとも思わへんし。ただ、これを生業にしたいので、コンスタントに戦って、それで飯が食っていけるというのが理想ですね」

――この中で戦いたい、拳を合わせてみたいなという選手はいますか?

「全員やりたいですけどね(笑)」

――どんな試合を見せていきたいですか。

「全試合一番ヒリヒリさせる試合展開にすることですかね。そして、内容にこだわりたい。みんなと、ヒリヒリを分かち合えるような。そしてちゃんと内容の濃い試合にしたいですね、1試合1試合。打撃も組みも」

――ジェウン戦で様々な間合いでの打撃を見せて、巧みなゲームメイクを見せた福田選手の格闘技の醍醐味を感じさせる試合が見せられる相手ばかりです。

「そうですね。RIZINは知ってるけどDEEPを知らんという人は多いと思うので。DEEPが盛り上がるような試合をできたらいいんちゃうかなと。RIZINがフライ級GPをやるかもしれないと言っていたのに、他のフライ級の選手があんまり内容のない試合ばっかしてたので、それで流れちゃったという話も聞いたし。それでもDEEPはやってくれるわけやから。これが盛り上がったら他の階級の活性化にも繋がると思うので、こうやって拾ってもらった恩はあるので、僕らは戦って恩返しするだけという感じですね」

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