▼DEEP ライト級 5分3R
〇上迫博仁(NICE BAD GYM)70.45kg
[3R 4分43秒 TKO] ※サッカーキック
×石塚雄馬(AACC)70.65kg
上迫は、2022年7月の『DEEP 108 IMPACT』で北岡悟と対戦し、スプリット判定勝ち。ルイス・グスタボ戦、矢地祐介戦、松本光史戦での3連敗から、約1年9カ月ぶりに再起を果たしている。
石塚雄馬は、2020年10月のDEEPで7年ぶりに復帰。佐々木大、ケンヤスキー、大木良太に勝利し、6月に鈴木琢仁に僅差の判定負けを喫したが、2022年2月に元修斗世界王者・川名TENCHO雄生を2R 右オーバーハンドでKOして王座挑戦権を獲得。7月の『DEEP 108 IMPACT』で王者・大原樹理に1R KO負けからの再起戦となる。
1R、ともにオーソドックス構え。上迫の右の蹴りを掴んで右を振る石塚。詰めるも突き放す上迫。ワンツーの石塚をバックステップでさばく上迫。互いにフェイントのかけあいから右を振る石塚。上迫は得意の右カーフ。警戒する石塚も右カーフの蹴り返し。上迫の右ローをかわす。石塚はカウンター狙い。
ジャブ&ローの上迫。石塚も右ロー。上迫の左ジャブが届く。石塚は右のダブルの2発目をガード上に当てる。さらにワンツーも上迫は回ってさばく。
2R、石塚の右に右を狙う上迫。右カーフをヒット。さらに左ジャブ、右ロー。石塚は足を上げてチェック。上迫の右ローをジャンプしてかわす石塚。互いに手数が単発ななか、ジャブの打ち終わりに右ローを当てる石塚。
左から右の飛び込みは石塚。かわす上迫は左ジャブ。さらに右ストレートをガード上に。石塚の大きな右はダッキングでかわして左フックをひっかける。
ここまでスタンドの攻防のみ。石塚は左右を振り回して変則的に詰めるが、さばく上迫は左ミドル。右から左を強振も、ここは石塚もかわす。上迫のラウンドか。
3R、レベルチェンジで上下に突く上迫。詰めると、石塚も右ローを返す。互いに中央の取り合いから左ジャブを突く上迫。右ローを返すと、上迫も右カーフを当てる。石塚も右ローをヒット。互いに慎重ななか、石塚の右ストレートをかわす上迫。
右ローを当てる石塚に左ジャブを突く上迫。石塚の右のカウンターを警戒して左ジャブで徹底。左ダブルで出入り。ニータップも見せるが深追いはせず。石塚の左フックに右を返す。
石塚の右をかいくぐった上迫。さらに石塚は前に出て大きな左右を振るが、潜ってシングルレッグの上迫は、倒して離して前に送り、押さえ込みにはいかず、石塚の立ち上がり際に得意のサッカーキックを流れるように決めてTKO勝ちした。