キックボクシング
レポート

【RISE】田丸辰が当てさせずに打ち二階級制覇に成功、那須川天心を相手に寺戸伸近がラストファイト、有井渚海は復活の完勝、AKARIが全ラウンド圧倒して減点2を挽回する判定勝ち

2022/10/30 19:10

▼第5試合 スーパーフライ級(-53kg) 3分3R延長1R
―金子 梓(新宿レフティージム/同級8位)
無効試合 ※偶発的なバッティングによる負傷のため
―長谷川海翔(誠剛館/第4代DEEP??KICK-53kg級王者)


 金子はRISEスーパーフライ級新設時からこの階級を盛り上げてきた第一人者で、田丸辰と初代王者を争った経験もある。空手とレスリングをバックボーンに持ち、田丸に敗れるまではデビュー以来8連勝を記録していたが、タイトルを逃してからは55kg転向などでスランプが続いた。2021年は匠朗、鳩に連勝したが、7月に大崎孔稀に敗れた。今年3月には『HOOST CUP』に乗り込み滉大と対戦するも判定負け。6月大会で佐藤九里虎をKOして戦績を12勝(2KO)8敗としている。


 長谷川はアマチュアで11冠を達成した後にプロデビュー、1年前後で6戦6勝5KOを記録した。3月に元KOSスーパーバンタム級王者&元MA日本バンタム級王者のKING剛に初回TKO勝ち、6月にKAZUNORIに勝利して無敗のままDEEP☆KICK-53kg級王者となった。「無敗のまま引退」を目標と公言している17歳で、戦績は7勝(6KO)無敗。


 1R開始直後から、サウスポーの長谷川はスピードのあるジャブ、左ストレート、左ミドルで手数を出して攻める。金子は後手に回り、左ストレートを効かされて続く連打でスタンディングダウンを奪われる。


 再開後も手数を出して攻める長谷川に下がる金子は、足がもつれるなどダメージを感じさせる。しかし、ここで偶発的なバッティング。金子は額から大量の出血が見られ、ドクターチェックでストップ。1Rが終わっていないためノーコンテストとなった。

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