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2022年10月23日(日)にマリンメッセ福岡 A館で開催される「湘南美容クリニック presents RIZIN.39」の追加カード発表記者会見が10月5日(水)、都内にて行われた。
すでに発表済みの下記6カードに加え、新たに追加6カードが発表され、全12試合が決定。また既報カードの選手たちも会見に出席した。
今回新たに発表されたのは、フェザー級で、4月の敗戦から復帰戦となる矢地祐介(フリー)と南アフリカボクシングのランカーで元EFCフェザー級王者のボイド・アレンの国際戦。芦田崇宏(BRAVE)vs.中田大貴(和術慧舟會HEARTS)。
75kg契約で、2016年以来のRIZIN参戦となる佐々木信治(総合格闘技道場BURST)と、RIZIN初参戦の宇佐美正パトリック(フリー)が対戦。ヘビー級(120kg)で、スダリオ剛(HI ROLLERS ENTERTAINMENT / PUREBRED)と7戦無敗のヤノス・チューカス(ハンガリー)のMMA4試合。
さらに、RIZINキックボクシングルールで、57.5kg契約で栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺)vs.翔(REVOLT)、 63.0kg契約でREITO BRAVELY(BRAVELY GYM)vs.関幸一郎(ELEPHAS)の2試合の計6試合が追加された。
別項で紹介済みのフェザー級王座戦の王者・牛久絢太郎(K-Clann)と挑戦者クレベル・コイケ(ボンサイ柔術)と、宇佐美vs.佐々木戦以外の対戦カードと見どころ、選手コメントは以下の通りだ。
ケース撃破の武田にとって「勝ち切りたい」相手
▼ライト級(71kg)5分3R
武田光司(BRAVE)14勝3敗
ザック・ゼイン(米国)15勝13敗
高校6冠グレコローマンレスラーの武田は、2020年9月に川名TENCHO雄生にスプリット判定勝ち、2021年3月に久米鷹介にも判定勝ちで連勝も、2021年9月に矢地祐介に判定負け。同年大晦日の“ブラックパンサー”ベイノア戦で腕十字で一本勝ちで復活。しかし、2022年4月にスパイク・カーライルのギロチンチョークで一本負け。ハワイでクリスチャン・リーとの練習を経て、2022年7月の前戦でジョニー・ケースに判定勝ちで再起を遂げている。
対するゼインはMMA15勝13敗。2017年6月から2019年3月まで8連勝を挙げてBellatorに参戦。3連勝中だったナイノア・ダンに判定勝ちも、現在はEagle FC、LFA、Titan FCなどで4連敗中。ハワイで行われたRIZINトライアウトで選ばれ、RIZINデビューの切符を手に入れた。15勝のうち10勝が一本勝ちと柔術で培った極めの強さを持つが、ケースを破った武田としては、負けられない相手だ。
◆武田光司「四つからの展開でやれば普通に勝つ」
「BRAVEの武田光司です。この前の7月、試合が終わってから連戦で試合が続くんですけど、だけど僕らしさを出すというか、なんだろう。僕は一撃を持っているわけじゃんで、漬けて漬けて、泥臭く我武者羅にやるのが僕のファイトスタイルなんで、それを会場でお見せできればなと思います。
(強化)7月の試合後、少し休んでから練習を始めて、(阿部)大治選手と一緒にハワイに行って、そのときに現地で教わってきたことを動画やメモを取って僕なりにどうやったらいいか、分析して考えながらやってきたので、ハワイで狙ったことを日本でも続けてやっています。
(ゼインのトライアウトの映像は)見ました。打撃に関してはちょっとトリッキーだなと。変則的な動きのイメージで、でも僕の得意分野の四つからの展開で、そこでやれば普通に勝つと思っています。いつも判定が多いですけど、KOなり、一本でしっかり勝ち切りたいなと思います。対戦相手が誰であろうと敬意を持っていますが、とにかく試合をして戦いたいという気持ちが強いので、(相手がトライアウトで勝利して涙を流したことについて)感情は無いですね」
◆ザック・ゼイン「夢が一つ叶った」
「RIZINで試合をする事はまさに夢が一つ叶ったという事。この気持ちは言葉では表せない。対戦相手はタフで頑丈だ。彼と、そして日本の全てを尊敬する」