▼60.5kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R延長無制限R
×笠原友希(シーザージム/SB日本スーパーフェザー級王者)
KO 2R 1分12秒 ※右フック
〇常陸飛雄馬(TARGET SHIBUYA/RISEスーパーフェザー級2位)
笠原は11戦目で敗れるまではプロデビュー以降10戦全勝をマーク。2019年6月には国内55kg級トップクラスの小笠原瑛作をヒジ打ちによるカットでTKOに破る大番狂わせを演じた。5連勝の勢いに乗って2020年7月、那須川天心の対戦相手に選ばれたが初回KO負け。再起戦では手塚翔太と大激闘の末、KO勝ちでSB日本フェザー級王座に就いた。2021年2月に『REBELS』の栗秋祥梧に完勝、、4月にはRISEランカーでDEEP☆KICK 57.5kg王者の宮崎就斗に勝利、そして12月に王座決定戦を制してSBで2階級制覇を達成した。今年3月にはRIZINに初参戦し、豪快な飛びヒザ蹴りで初回TKO勝ち。6月の『THE MATCH 2022』ではKrush王者の中島千博から勝利を奪っている。戦績は20勝(10KO)2敗のサウスポー。
常陸はテコンドーをバックボーンに持ち、2016・2017年全日本学生キックボクシング連盟フェザー級王者の実績を持つ。2019年7月に清水将海にKO勝ちしたのを皮切りに、今年4月に石月祐作に初回KO勝ちして現在までひとつの引き分けを挟んで笠原と同じく7連勝中。YA-MANと同門の強打の持ち主。戦績は8勝(6KO)2敗1分。
1R、サウスポーの笠原が前蹴りで常陸を吹っ飛ばす。すぐに前へ出て来る常陸に笠原は下がって回り込みながら左ミドル。常陸は笠原をロープへ詰めて左右フック、常陸の右ボディストレートにはすぐに右ストレートを返す。笠原がパンチを打って来ると、下がらずその場で合わせに行く常陸。前に出てきた常陸へ笠原の意表を突く飛びヒザ蹴りがクリーンヒットし、両手をつく常陸だがこれはスリップ判定。すかさず打ち合いに行く常陸に笠原も応じるが、右フックに左フックを合わされてダウンを奪われる。
2Rも前に出てくる常陸は右ストレート、笠原は左ストレートを返していく。このラウンドは蹴りを使わず左ストレートを多用する笠原だったが、笠原の右フックに常陸が強烈な右フックのカウンター。笠原がバッタリと倒れ、常陸は勝利を確信したガッツポーズ。常陸が笠原の連勝を止め、8連勝を飾った。