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【Krush】寧仁太・アリが打ち合い制してKO初防衛、稲垣澪がKO、MOMOTAROが復活勝利、事故から4年半ぶり復帰の岩尾力がKO勝ち、空手殺法・森田奈男樹が3連続KO

2022/08/27 20:08
【Krush】寧仁太・アリが打ち合い制してKO初防衛、稲垣澪がKO、MOMOTAROが復活勝利、事故から4年半ぶり復帰の岩尾力がKO勝ち、空手殺法・森田奈男樹が3連続KO

中野との打ち合いを制してKOでの初防衛に成功した寧仁太・アリ

Krush.140
2022年8月27日(土)東京・後楽園ホール

▼メインイベント(第9試合)Krushウェルター級タイトルマッチ 3分3R延長1R
〇寧仁太・アリ(K-1ジム総本部チームペガサス/王者)
KO 2R 0分55秒 ※右ストレート
×中野滉太(POWER OF DREAM/挑戦者)
※寧仁太が初防衛に成功。


 寧仁太はガーナ人の父と日本人の母を持ち、184cmの長身を誇る。プロサッカー選手を目指していたが、K-1ジム総本部に入門。第25回K-1アマチュアAクラス -70kgで優勝し、2019年8月にプロデビュー。2021年3月のK-1では海斗をKOで葬り、6月のKrushでは第7代Krushウェルター級王者・山際和希をも判定で降すなどデビュー以来5連勝を飾るが、2021年9月の「K-1 WORLD GP第2代ウェルター級王座決定トーナメント」準決勝で野杁正明に初黒星。2022年2月、松岡力を判定で破り第10代王者となった。戦績は7勝(4KO)1敗。


 中野は2019年3月の『K'FESTA.2』プレリミナリーファイトでFUMIYAをKOで下し、7月のKrush後楽園大会では中国のトップファイターと互角に渡り合い一旦は勝者として名乗りを上げたものの、ローブローを巡って裁定が覆った。しかし、12月のK-1では平山迅を左フックでマットに沈め、2020年7月には瑠久も左フックで初回KOして実力を証明。10月にKrushスーパー・ライト級王座に挑むはずだったが、前日計量オーバーでノンタイトル戦となり、減点が響いて佐々木大蔵に判定負け。2022年2月から階級をウェルター級に上げ、山際和希を延長戦の末に判定で破った。戦績は8勝(6KO)3敗



 1R、右ロー&カーフの蹴り合いから始まり、中野がローを蹴るところへ寧仁太が右ストレートを合わせてダウンを奪う。しかし、中野はパワフルな左右ストレート、左右ボディで逆襲。中野の強打に脅かされながらも寧仁太はハイキック、ヒザ蹴りで応戦する。


 2R、飛び込んでの左ボディを狙う中野。寧仁太は前蹴りとヒザ蹴りで応戦する。中野がワンツーで前に出てくると、ここで以外にも寧仁太は足を止めて中野と打ち合う。危険なストレート、フックが交錯する中、被弾もする寧仁太だが下がらず打ち返し、中野が後退。そこへ右ストレートでダウンを奪う。



 立ち上がろうとした中野だが身体が言うことをきかず、寧仁太の豪快なKO勝ちとなった。




 打ち合いを制しての見事なKO初防衛を果たした寧仁太は「王者になってプレッシャーもあったんですけれどKOで防衛できてよかったです。僕はKrushもK-1も大好きなので、大きい舞台でK-1の鳥肌が立つ演出をしてくれる舞台で試合をやりたいです」とK-1への再出撃をアピールした。

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