MMA
レポート

【UFC】全試合フィニッシュ決着! ヒルがサントスを4R TKO、佐藤天が右ハイKO負け、ニールがルーケを衝撃KO、TUF30ヘビー級でカマル・ウスマン弟モハメドが優勝、女子フライ級はミラーが制す

2022/08/07 08:08

▼ヘビー級 5分3R(TUF30 ヘビー級トーナメント決勝)
〇モハメド・ウスマン(ナイジェリア)8勝2敗(UFC1勝0敗)236.5lbs/107.27kg
[2R 0分36秒 TKO]
×ザック・パウガ(米国)5勝1敗(UFC0勝1敗)239lbs/108.41kg
※ウスマンがヘビー級トーナメント優勝

 TUF30ヘビー級トーナメント決勝戦は、チーム・ペーニャ同士の決勝戦となった。

 現UFC世界ウェルター級王者の兄カマル・ウスマンがコーナーマンにつく弟モハメド・ウスマン。カレッジフットボールからMMAへ。2018年4月に「Victory FC 60」で、現UFCファイターのドンテイル・メイエスに判定負け、2021年5月のPFLでブランドン・セイルズに2R リアネイキドチョークで一本負け。TUFではチーム・ペーニャにヘビー級のドラフト1位で指名され、2試合連続判定勝ちで決勝に進出した。

 対するパウガは、MMA5戦全勝。エレベーション・ファイトチームではカーティス・ブレイズが練習仲間となる。TUFでは初戦判定勝ち、準決勝は2R KO勝ち。ウスマンとも練習経験を持つ。

 1R、ともにオーソドックス構え。いきなり前蹴りのパウガ。かわすウスマンはその入りに右を狙う。カーフキックを打つパウガ。左ハイを放つが、掴んで倒したウスマン。すぐに立ち上がるパウガ。ウスマンは大きな右が空を斬る。

 右から左の前蹴りはパウガ。かわすウスマンはパウガの右の打ち終わりに左前手のフックを狙う。右オーバーハンドの飛び込みはかわすパウガは左ハイ、ミドル。スーパーマンパンチの右で飛び込むが、そこにウスマンはもカウンターを狙う。右ローを当てるパウガ。ウスマンの入りに右を当てるがブザー。

 2R、左ジャブで入るパウガ。それをかわし、右ジャブを当ててダウンを奪うウスマン! 続く鉄槌1発にすぐにレフェリーが間に入った。ウスマンは勝利のドラミングで咆哮。その後はコーナーとの会話に涙した。

 ダナ・ホワイト代表からUFCとの契約を告げられ、TUF優勝のトロフィーを受け取ったモハメド・ウスマンは「コーチ、仲間、皆をスペクトしている。俺たちが勝ったんだ。ここぞというところで決められて良かった」と感極まった表情。

 8月20日の「UFC 278: Usman vs. Edwards 2」でタイトルマッチを行う兄カマル・ウスマンは「TUFで史上初の兄弟王者が誕生した。最高に嬉しいよ」と語った。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント