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2022年8月6日(日本時間7日)に米国ネバダ州ラスベガスのUFC APEXにて「UFC Fight Night: Santos vs. Hill」が開催された。
「UFC Fight Night: Santos vs. Hill」速報
2022年8月6日(日本時間7日)UFC APEX
▼ライトヘビー級 5分5R
〇ジャマール・ヒル(米国)11勝1敗(UFC5勝1敗)205lbs/92.99kg
[4R 2分31秒 TKO]
×チアゴ・サントス(ブラジル)22勝11敗(UFC14勝10敗)206lbs/93.44kg
ライトヘビー級5分5R。6位のサントスと、10位のヒルのメインイベント。
サントスは、ジョン・ジョーンズ、グローバー・テイシェイラ、アレキサンドル・ラキッチ相手に3連敗後、ジョニー・ウォーカーに判定勝ちしたものの、2022年3月の前戦ではマゴメド・アンカラエフに判定負けしている。
対するヒルは、2019年のコンテンダーシリーズまで6戦無敗でUFCと契約。UFC1勝1NC後、オヴァンス・サン・プレーに2R KO勝ちしランキング入り。2021年6月のポール・クレイグ戦では腕十字で負傷負けも、12月にジム・クルートを1R KO、2022年2月の前戦ジョニー・ウォーカー戦でも1R KO勝ちを収めている。
1R、サウスポー構えのヒルに、オーソドックス構えのサントスは左ローを当て足を触りに行くが、切るヒル。
右ハイを見せるヒル。かわすサントスを追うヒル。サントスはスイッチしてダブルレッグへ。左で差して崩すが残すヒル。なおもサントスはシングルレッグを力を使い持ち上げるが、崩させないヒルは金網背に左ヒザを打つがローブローに。
再開。ヒルの左ハイをかわすサントスは右ロー、左も、ヒルは右を合わせに。詰めるヒルにサントスは右後ろ廻し蹴りを見せる。サントスのラウンドに。
2R、左インローを3連打で当てるヒル。さらに左ハイと上下に散らす。これはブロックしたサントスは左フックから強い右ミドル! すぐさまダブルレッグテイクダウン! しかしすぐに立つヒルは四つに。サントスはシングルレッグも、切るヒルは右から左ハイ。サントスは距離を詰めてクリンチ。
離れるヒルは右から左ボディストレート。しかしサントスも大きな右を振る。しかしスタミナ使ったか。手数が減る。ヒルは右ジャブの刺し合いでサントスをグラつかせると前へ。ワンツーを当てたところでブザー。ヒルが取り戻したラウンドか。
3R、左インローを当てるヒルは左ミドルも。その打ち終え有にダブルレッグテイクダウンはサントス。しかし頭を押してすぐに立ち上がるヒルに、シングルレッグを引き出して回してテイクダウンはサントス! ヒルの立ち上がりに背中に乗ろうとするが、前に落とすヒルががぶり、サントスの足首を掴もうとする。なおもシングルレッグからダブルレッグテイクダウンはサントス!
尻餅を着くヒルにバックテイクを狙うサントスに立ちながら正対するヒル。サントスは足を手繰りテイクダウン奪うと、再びバツクへ! 足をかけさせず正対したヒル。シングルレッグのサントスは中央に引き出すが、押さえ込めず。離れるヒルをすぐに詰めてしつこくダブルレッグに入るサントスのラウンドか。
4R、オーソから左ロー右ミドルのサントスに、圧力をかけるヒルはワンツーで押し込むが、打ち合いでサントスも右を返す。金網まで詰めてワンツーの左はヒル! さらに詰めるヒルが打ち合いから右! 崩れたサントスにパウンドを連打し、金網まで這うサントスを詰めてヒジを連打! ついにサントスが動けなくなり、レフェリーが間に入った。
試合後、ヒルは「僕はとにかく止まらない。
3連勝のヒルはMMA11勝1敗に。このメインのフィニッシュで、近代UFC史上2度目の全試合フィニッシュ決着大会となった。今回は10試合10フィニッシュ決着。前回は2014年11月の「UFC Fight Night: ロックホールド vs. ビスピン」での11試合全フィニッシュ決着だった。