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【UFC】全試合フィニッシュ決着! ヒルがサントスを4R TKO、佐藤天が右ハイKO負け、ニールがルーケを衝撃KO、TUF30ヘビー級でカマル・ウスマン弟モハメドが優勝、女子フライ級はミラーが制す

2022/08/07 08:08

▼ウェルター級 5分3R
〇ジェフ・ニール(米国)15勝4敗(UFC7勝2敗)171lbs/77.56kg
[3R 2分01秒 KO]
×ヴィセンテ・ルーケ(ブラジル)21勝9敗(UFC14勝5敗)170.5lbs/77.34kg

 ウェルター級6位のルケと、13位のニールのコメインイベント。

 UFC14勝中13のフィニッシュを誇るルーケ。2017年3月にレオン・エドワーズに判定負けから2019年11月のスティーブン・トンプソン戦の判定負けまで7連勝。トンプソン戦後も、ニコ・プライス、ランディ・ブラウン、タイロン・ウッドリー、マイケル・キエーサ相手に4連勝したが、2022年4月の前戦でベラル・ムハマドに判定負けでリヴェンジを許し、今回が再起戦となる。プレリム出場の佐藤天と同じキルクリフFC所属。

 対するニールは、精緻な打撃を武器にUFCデビューから5連勝・4フィニッシュ。ルーケ同様に、2020年12月にスティーブン・トンプソンに判定負け後、ニール・マグニーにも判定負け。2021年12月の前戦でサンチアゴ・ポンジニッビオにスプリット判定勝ちで再起を遂げている。

 1R、サウスポー構えのニール。オーソドックス構えのルーケは右ミドルから。ニールも鋭い踏み込みで左の蹴りからストレートを突く。

 ルーケの右ハイに左の蹴り、ストレートはニール。ルーケのワンツーに左ストレートを合わせたニール! 後退するルーケに左右も持ち直すルーケが押し返す。

 左ジャブのダブルで突くニール。出血したルーケに右ボディ、左フックと対角に突く。またもルーケの入りに左ストレートを当てるニール! ルーケの足が揃ったところに左でダウンを奪うと、立ち上がったルーケになおも真っ直ぐの左を打ち込むと、ルーケは後退もブザー。

 2R、右インローを突くルーケ。さらに右ミドルハイ・ブロッキングのニールに右インローも突くルーケ。左の前蹴り連打で距離を取るニール。右のミドルを当てるルーケは右ストレートも当てて前に。右回りのニールの右ジャブに右を合わせに行く。

 右縦ヒジも狙うルーケは右ミドルを当てると、その打ち終わりに蹴り足を掴み金網まで押し込むニール。右ヒジを打ち込む。

 ワンツーの2連発のニールに、右を返すルーケは右ミドルを腹に突く。前に出るのはルーケ。左右の蹴りでペースを取り戻す。

 3R、ルーケの右インローに左を狙うニール。しかしルーケは右ミドルを軸に攻める。ワンツーの左を打ち込むニール。ワンツーでルーケは後退! 金網に詰めて左アッパーを6連打! さらにワンツーの左を打ち抜くと、ルーケが前のめりに崩れ落ちた。

 6位のルーケを下したニールは、「ルーケ相手に厳しい展開は予想していた。2Rは押し戻されたけど、自分のリズムで戦えた。タフな相手ほど、より多くのものを得ることができる。そしてルーケは自分の中の猛獣を引き出してくれた。上位ランカーとやらせてほしい。正直、ギルバート・バーンズを見ている。次は彼がいい」と語った。

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