▼第4試合 KNOCK OUT-REDスーパーバンタム級 3分3R延長1R
〇白幡裕星(Battle-Box/元KNOCK OUT-REDスーパーフライ級王者、MUAY-THAI OPENスーパーフライ級王者)
TKO 2R 2分22秒 ※ドクターストップ
×鈴木貫太(ONE’S GOAL)
白幡はアマチュアで多数の経験を積み、2018年10月にプロデビュー。2019年12月1日にはMuayThaiOpenスーパーフライ級王座を獲得。2020年2月には老沼隆斗との王者対決を行い、延長戦にもつれ込む接戦の末に惜敗。8月大会では老沼に挑戦経験のある濱田巧、12月大会では元REBELS-MUAYTHAIフライ級&スーパーフライ級王者・松崎公則を破り、2021年2月の老沼とのタイトルマッチでの再戦でリベンジを果たした。6月にはプロボクシング元日本ライトフライ級王者の悠斗を破ったが、2022年3月に『RIZIN』で吉成名高にKO負け。今回は約1年ぶりにKNOCK OUT復帰。
鈴木はKNOCK OUTにコンスタントに出場している26歳で6勝6敗1分。
1R、番狂わせに燃える鈴木は積極的に前へ出ていき、サウスポーの白幡は距離を保ちながら右ローと左ミドルを蹴っていく。白幡の左スーパーマンパンチが見事に決まりどよめき。前に出てくる鈴木へ左ストレート。そして左ミドルで鈴木に距離を詰めさせない。
2R、白幡のきれいなワンツーがヒット。鈴木の前蹴りをキャッチして崩しての右ローも。鈴木はガードを固めて前へ出るが、白幡の強い左ストレートと左ミドルで押し戻される。鈴木は鼻から大量の出血。さらに縦ヒジで追い込んでいく白幡。
鈴木にドクターチェックが入り、鼻の出血に加えて左目が大きく腫れあがっていたためドクターストップ。白幡のTKO勝利となった。
白幡はマイクを持つと「いろいろ言いたいことはあるんですけど、試合順とかポスターを見てむかむかしていたんですが、過去の自分に満足せず大人の考え方になったので練習に打ち込んできました。今KNOCK OUTからRIZINに出場する選手が増えていますが、4月の沖縄大会で全選手負けました。僕も3月に負けています。今KNOCK OUTで新しいベルトを獲るストーリーもありますが、KNOCK OUTファイターとしてRIZINでしっかりKOしてきたいです。KOして帰ってきて今年はバンタム級がいいかなと思っています。来年はスーパーバンタムを獲って僕がKNOCK OUT初の3階級制覇をします」と高らかに宣言した。