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【KNOCK OUT】梅野源治の“爆肘”炸裂!残り3秒でTKO勝ち「RIZIN早くオファーして来いよ」、良太郎が大激闘で渡部太基から執念の勝利もぎ取る、中島弘貴も大激闘で延長戦の末に豪快KO勝ち

2022/07/23 19:07

▼セミファイナル(第8試合)KNOCK OUT-BLACKウェルター級 3分3R延長1R
×渡部太基(TEAM TEPPEN/元Krushウェルター級王者、元WPMF日本ウェルター級王者)
判定0-3 ※28-29×3
〇良太郎(池袋BLUE DOG GYM/team AKATSUKI/元REBELS-REDライト級王者)


 渡部は藤原ジム所属として2006年3月に全日本キックでプロデビュー。Krush、M-1、REBELS、RISEなど様々なリングで活躍し、2011年1月にトーナメントで優勝して初代WPMF日本ウェルター級王者となり、2016年1月にはKrush同級王座を奪取。RISEのウェルター級王座決定戦にも2度挑んでいる。2019年7月の『RIZIN,17』でHidekiに判定2-0で敗れると引退を示唆したが、2021年11月に2年半ぶりに復帰。松山翔からダウンを奪って勝利すると、今年4月大会では杉原新也にも勝利して2連勝。戦績は24勝(13KO)26敗2分。


 良太郎は“千の職質を受けた男”として知られる強面で、パンチと首相撲からのヒザ蹴りを武器に2017年11月にはREBELS-MUAYTHAIライト級王座を獲得。2019年2月には初防衛にも成功している。2019年8月に雅駿介、2020年2月にスアレックに敗れて連敗したが、2021年2月には橋本悟からダウンを奪って勝利し復活。今回はそれ以来の試合となる。戦績は13勝(5KO)13敗5分。


 1R、本来一階級下の良太郎だが大きく見える。渡部はジャブを突きながら左ロー&左ミドル。さらに左ストレートを顔面に打ってすぐにボディへ。ガードの上からでも構わず打ち込む渡部は前蹴り、左ミドルも蹴って手数が多い。良太郎は首相撲で豪快に渡部をコカす。良太郎もパンチを打ち返すが的確にヒットさせるのは渡部だ。右フックで良太郎がグラつき、左右のラッシュでダウン寸前まで追い込んだ。


 2R開始と同時に渡部が左ストレートで雨へ出る。良太郎は前蹴りで突き放しにかかり、渡部を首相撲に捕まえてのヒザ蹴り。しかし、渡部は攻撃の手を休めず顔面とボディへパンチを打ち分けていく。良太郎は首相撲からのヒザに活路を求めてしつこく組みに行く。口を大きく開ける渡部だがパンチは止まらず左フックを連打。良太郎もしつこく首相撲からのヒザ。良太郎は左右フックを見舞って首相撲からヒザで渡部を削っていく。組まれた状態で左右フックを出す渡部だが、かなり消耗した様子が見て取れる。良太郎が首相撲からのヒザでペースを引き戻した。


 3R、前に出るのは良太郎。首相撲からのヒザで渡部を削りにかかるが、ここで渡部が得意の左ハイキック。しかし、良太郎の首相撲につかまってボディへ何発もヒザをもらう。離れ際に左フックを放つ渡部だがすぐに首相撲に捕まり、ボディへヒザをもらってしまう。渡部の左ミドルが快音を発して決まるが、良太郎は前へ出て首相撲に捕まえてのヒザ蹴り。一度は放して左右フックからまたヒザ蹴り。渡部も首相撲に捕まりながら左右フックを打ち返す。


 判定は3-0で良太郎が勝利。執念の首ヒザで勝ちをもぎ取った。良太郎はマイクを持つと「メインの株を奪いますけれど“ヤバいだろ”と言わせてください」と勝ち誇った。

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