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【UFC】ヴェラが体重超過のフォントから3度ダウン奪う判定勝ち、ヘビー級アルロフスキーが4連勝、ロマノフが5連勝! フィゲイレード弟フランシスコがヒザ十字勝利、平良達郎の試合は延期に

2022/05/01 06:05
【UFC】ヴェラが体重超過のフォントから3度ダウン奪う判定勝ち、ヘビー級アルロフスキーが4連勝、ロマノフが5連勝! フィゲイレード弟フランシスコがヒザ十字勝利、平良達郎の試合は延期に

(C)UFC/Zuffa LLC

UFC Fight Night: Font vs. Vera 速報

◆UFCファイトナイト・ラスベガス53
現地時間2022年4月30日(土)、日本時間5月1日(日)
米国ネバダ州ラスベガス /UFC APEX

※平良達郎(日本)vs.カルロス・カンデラリオ(米国)はカンデラリオの「体調不良」により、5月14日(日本時間15日)にUFC APEXで行われる「UFC Fight Night: Błachowicz vs. Rakic」に延期。

【メインイベント】

▼バンタム級 5分5R
〇マルロン・ヴェラ(エクアドル)136lbs/61.69kg
[判定3-0] ※48-47, 49-46×2
×ロブ・フォント(米国)138.5lbs/62.82kg ※


※フォントが規定体重をオーバー。試合は予定通り行われるものの、対戦相手のヴェラに報奨金の20%を支払う。

 バンタム級戦から、フォントが2.5ポンドオーバーによりキャッチウェイト戦に。フォントはバンタム級5位、ヴェラは8位。

 キャリア初の体重超過のフォントは3連続メインイベント。2018年12月のセルジオ・ペティス戦の判定勝ちから、リッキー・シモン、マルロン・モラエス、コーディ・ガーブラントを降し4連勝も、2021年12月の前戦でジョゼ・アルドに判定負け。再び王座を目指す再起戦となる。

 対するヴェラは初メイン。2020年8月にショーン・オマリーに1R TKO勝ちも12月にジョゼ・アルドに判定負け。以降、デイビー・グラントに判定勝ちし、2021年11月の前戦でフランク・エドガーを右前蹴りで、3R KO勝ちしている。

 1R、オーソドックス構えのフォントに、サウスポー構えのヴェラはサイドキックから。さらに右カーフキックも。右前蹴りを返すフォント。さらに左ボディストレート、右ボディ。しかしヴェラも左ミドルを当てる。

 距離を詰めて左右を振るフォントはワンツー。さらに右アッパー! ヴェラの入りはさばく。ワンツーから右ヒジを突くフォント。オーソドックス構えになるヴェラは右前蹴り。サウスポー構えに戻すと、フォントは右アッパー。ヒジでブロックするヴェラだが、なおも右ボディ、左ボディを突くフォント。自身の距離で先に打撃を入れて行く。

 右ボディを入れるフォント。左回りのヴェラは回りながら左ミドルも単発。右カーフをチェックするフォントは右アッパー、左ダブルと連打で前に。右ボディも突く。左の蹴りはヴェラ。オーソドックスに変える。

 2R、ともにオーソドックス構えから。ワンツーから左ボディと上下に散らすフォントは右前蹴り。ヴェラの右前蹴りを掴んで押し込んで右ストレートを突く。

 サウスポー構えにするヴェラは左ロー。フォントは右左右で詰めて右インロー、右ボディフック。ヴェラもワンツーを振るが、続かない。右カーフを打つが。そこにフォントはは右左、さらにワンツー。ガード固めるヴェラにインローを突き、首相撲ヒザも。

 攻めあぐねるヴェラに、手数多く詰めるフォント。左ミドルは当てるヴェラに、左右の右をヒットさせるフォントは3発目の左もヒット! ヴェラが頭を下げるとアッパーも突く。左から右ボディを脇腹に突くフォント。しかし追うヴェラが左フックをヒット!ダウンしたフォントはシングルレッグでしがみつくが、そこにパウンドはヴェラ! ブザー。

 3R、先に前に出るヴェラに、一転組みに行くフォントはスタンドバックも、正対するヴェラが押し込み。フォントは右ヒジで突き離す。右ミドルを当てるヴェラ。フォントは左ジャブを突く。ヴェラはこつこつと右カーフキック、関節蹴りと下から崩しに。

 フォントも右ローを当てるも、左の関節蹴りを当てるヴェラ。フォントも右カーフを返すと、左ジャブのトリプル。手数減るヴェラのガード上に右ヒジを叩き込み、ボディ打ちも。右で差してヒザを着くヴェラ。フォントは手数を増やして前に。右ボディを当てると、ヴェラは左ミドル。しかし手数多いフォントは左ボディも。しかし、ヴェラが左ヒザでダウンを奪い、パウンド! またもラウンド終盤にダウンを奪う。フォントは出血。

 4R、先に手を出していくフォントだが、跳びヒザで押し戻すヴェラ。ムエタイのように両手の組み手争いから、左のダブルを突くフォント、さらに右ストレート! ヴェラは首相撲もヒザを入れたのはフォント。右ボディを突き、組みは切るヴェラ。手数多く攻めるフォント。右インローも。右カーフ、左を突くヴェラだが、フォントの圧力にサークリング。しかし、ヴェラが右サイドキック! またも後半にダウンしたフォント。ガードになるが、ヴェラは寝技に行かず。ブレーク。

 スタンド再開。ヴェラは右の後ろ廻し蹴りは距離が足りない。右関節蹴りを当てるヴェラ。左ハイをフォントがブロックしたところでブザー。

 死闘の5R、顔面を血に染めながらも左ボディを当てるフォントがワンツーで詰める。左回りのヴェラはオーソに変えて、サウスポーに戻すと左ストレート。追うフォントは右アッパーが空振り。しかし、下がりながらジャブを突くヴェラ。追うフォントはワンツーの右。右ボディは遠い。ヴェラは左ミドル、右前蹴り! 逃げ切り体勢かヴェラはサークリング。フォントのワンツーは遠い。左ジャブを当てるヴェラ! 前足を上げて近づくフォント。「チト」コールはヴェラに。右アッパーを当てるフォントに、ヴェラは腰を振りおどけたポーズも。

 フォントは詰めるがまたも右のサイドキックを頭に浴びて、動きが一瞬止まる。3秒前にヴェラは右手を挙げて勝利を確信か。ブザー。左右の目を大きく腫らし、額もカットしているフォント。

 判定は3-0(48-47, 49-46×2)でヴェラが勝利。 妻と3人の子供をオクタゴンに呼び込んだヴェラは、「すべてが自分の人生で夢見てきたこと。今日は自分の夢がかなった。夢を見続けることを決して止めない。4位、3位、2位、やろう。僕はハードワーカーだ。すぐにジムに戻ってチャンピオンになる。みんな頑張れば絶対に夢がかなうんだ」と笑顔で語った。

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