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【UFC】ヴェラが体重超過のフォントから3度ダウン奪う判定勝ち、ヘビー級アルロフスキーが4連勝、ロマノフが5連勝! フィゲイレード弟フランシスコがヒザ十字勝利、平良達郎の試合は延期に

2022/05/01 06:05

【コ・メイン】

▼ヘビー級 5分3R
〇アンドレイ・アルロフスキー(ベラルーシ)246lbs/111.58kg
[判定2-1] ※29-28×2, 27-30
×ジェイク・コリアー(米国)265lbs/120.20kg

 ヘビー級。MMA33勝20敗のアルロフスキーは、UFC22勝14敗。キャリア23年の43歳だが、ランキング外でアウトボクシングを活かして3連勝中。セコンドにATTのマイク・ブラウンがつく。

 対するコリアーは、MMA13勝6敗、UFC5勝5敗。ミドル級からライトヘビー級、ヘビー級と上げて、ヘビー級でトム・アスピナルとカーロス・フェリペに敗れるも、ジアン・ヴィランテに判定勝ち、チェス・シャーマンにはリアネイキドチョークで一本勝ちと2勝2敗。



 1R、ともにオーソドックス構え。右の前蹴りを見せるアルロフスキー。その打ち終わりに詰めたコリアーは両脇を差して右足をかけて引き出そうとする。金網まで戻すアルロフスキー。右ヒザを腿に突くコリアーだが、体を入れ替えるアルロフスキーは離れる。

 左ローから右オーバーハンドで組むコリアー。突き放すアルロフスキーは右カーフキック狙い。そこにコリアーは右オーバーハンドからの組み。しかしここも離れて、サークリングするアルロフスキー。互いに右で頭が当たる。

 右を打って組むアルロフスキーに左ヒジを当て、両脇を差して押し込むコリアーだが、差し返して距離を取るアルロフスキーは右カーフ。「アンドレイ」コールを受けるアルロフスキー。左ローを当てるコリアー。アルロフスキーはバックフィストを狙う。

 2R、ジャブの刺し合いはコリアーが優勢。左の前蹴りを腹に突くアルロフスキー。コリアーは右カーフで前進。右オーバーハンドも単発のアルロフスキー。コリアーは左ジャブのダブルから前に。その組みは切るアルロフスキーは左縦ヒジ、アッパー気味のジャブも。しかし詰めるコリアーにアルロフスキーも右を返す。カウンターで右を当てるアルロフスキーに組んで右を差すコリアー。ボディロックから回してテイクダウンも、すぐに立ち上がるアルロフスキー。

 離れ際にコリアーはバックフィスト狙い。かわすアルロフスキーはワンツー! しかしコリアーも右を返す。右バックフィストから左ミドルを突くアルロフスキー。

 3R、鼻頭を切るコリアーだが先に前に。それをさばきながら回るアルロフスキー。詰めるコリアーは右カーフキック、左ミドルを器用に当てる。左ジャブのカウンターを狙うアルロフスキーに、互いに頭から突っ込みバッティング。再開。

 右を刺すアルロフスキーに、大きな右を狙うコリアーだが、アルロフスキーは右にステップ。しかし、追うコリアーは左右。アルロフスキーは下がりながら左ハイ。ブロックするコリアーは右ハイも力に欠ける。左インローを当てるアルロフスキーに、手数を出すコリアー。ジャブを突くアルロフスキーに、詰めるコリアーだが、アルロフスキーも出入り。ワンツーの右を打ち下ろすコリアー。アルロフスキーも左の蹴りを上下に突き、バックフィストも。それをかいくぐったコリアーがテイクダウンを奪いブザー。

 判定はスプリットに割れ、2-1(29-28×2, 27-30)でアルロフスキーが接戦を勝利。UFC最多の23勝、2015年の6連勝以来、7年ぶりのオクタゴン4連勝をマークしたピットブルは、「こんな形で素直に喜べないけど、いろんな人たちに支えてもらって、こうした応援の人たちに喜んでもらえるのはいいことだ。『衰えている』という人たちもいるけど、いまのこの戦い方が僕だ」と語った。

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