キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】ぱんちゃん璃奈が右のカウンターに驚きの進化、ダウン奪い2階級制覇に成功。小笠原瑛作が王者対決に完勝、日菜太KOで復帰、栗秋祥梧が豪快KO勝ち

2022/03/12 20:03

▼第3試合 KNOCK OUT-RED スーパーフライ級 3分3R延長1R
×松﨑公則(STRUGGLE)
判定 ※29-30、28-30×2
○阿部晴翔(チーム・タイガーホーク)


 46歳の松崎は20勝(11KO)25敗4分の戦績を持ち、元REBELS-MUAYTHAIスーパーフライ級王者、元REBELS-MUAYTHAIフライ級王者、元WPMF日本スーパーフライ級王者、元J-NETWORKスーパーフライ級王者の四冠王。この試合で引退することを表明している。


 最後の相手となる阿部は6勝(5KO)12敗の戦績を持ち、3月31日で23歳になるというから、松崎のちょうど半分の年齢だ。


 1R、サウスポーの松崎は左ロー&左ミドル、阿部は右ミドルを多用する。右ミドルからの右ストレートを繰り出す阿部。松崎は阿部の左フックをかわしてのワンツーを打つ。


 2R、阿部は派手な飛び二段蹴りと後ろ廻し蹴り、さらに左フックと一気に攻める。松崎は機を見て前に出ると左ストレート、ヒジを繰り出すがスピードに優る阿部を捉えられない。左へ回り込みながらジャブ、右ストレートを当てに行く阿部。危険な左ハイが軽くヒットし、右ストレートに下がる松崎。前に出る松崎だが、阿部の左回りに追いついていない。


 3R、松崎は前に詰めていくが逆に左フックをもらい、回り込む阿部をなかなか捕まえられない。逆に阿部は接近するとヒザ蹴り。右ミドル、右ローを蹴る上げに松崎は声を上げながら前へ出てパンチを繰り出し、場内からは手拍子が沸き起こる。しかし、パンチも蹴りもヒットを奪うのは阿部だ。縦ヒジを狙う松崎だが阿部は顔を左へずらしてかわしてのパンチ、最後には胴廻し回転蹴りを繰り出す。


 試合終了と共に沸き起こる拍手。3Rに気迫の攻めを見せた松崎だったが、判定は3-0で阿部の勝利となった。松崎は駆け足でリングを降りようとしたが、階段で立ち止まって深々と礼。この試合が引退試合であることがアナウンスされると、場内は拍手に包まれた。

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