キックボクシング
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【KNOCK OUT】ぱんちゃん璃奈が右のカウンターに驚きの進化、ダウン奪い2階級制覇に成功。小笠原瑛作が王者対決に完勝、日菜太KOで復帰、栗秋祥梧が豪快KO勝ち

2022/03/12 20:03

▼第6試合 KNOCK OUT-BLACK -72.0kg契約 3分3R延長1R
○日菜太(クロスポイント吉祥寺/初代REBELS-BLACK 70kg級王者)
KO 2R 1分43秒 ※左ボディストレート
×サッシス(カンボジア/元カンボジア・ウェルター級王者)


 日菜太は2005年6月にRISEでプロデビューし、満15周年を迎えた大ベテラン選手。2008年7月に初代RISEミドル級王座、2013年4月にREBELS初代王座を獲得。K-1 WORLD MAXや新生K-1 WORLD GPにも出場し、アンディ・サワー、ジョルジオ・ペトロシアン、アンディ・リスティー、アルバート・クラウスら世界トップクラスと拳を交えてきた。


 2021年2月、REBELS最終興行で海人との世代交代を懸けたREBELS-BLACKスーパーウェルター級タイトルマッチで敗れて「今日で区切り付けます」と引退を示唆していたが、11月に練習を再開。自身のSNSにて「来年で闘うことを終わりにします! コロナ禍もあり色々な人が見に来れなかった試合で辞めるのはやっぱり良くないって思いました」と2022年を最後の年にすると宣言していた。


 サッシスは元カンボジア・ウェルター級王者の肩書きを持つ35歳で、戦績は55勝(23KO)20敗。2015年1月の日本初ファイトではTOMOYUKIに判定で敗れたが、同年に行った2試合は勝利、2019年9月にも勝利を収めている。2021年7月にKNOCK OUTに初参戦したが中島弘貴に初回KO負け。北海道在住ファイターだ。


 1R、日菜太はジャブを突いて重い左ロー、さらに左フック。サッシスもパンチを出すが明らかに日菜太とは攻撃の重さが違う。日菜太の重厚感のあるパンチ、蹴りが音を放つたびに場内からはどよめき。左右ボディ、三日月蹴り、そしてワンツーから打ち合いに行く日菜太。左の蹴りを上中下に蹴り分け、ワンツーにつなぐ日菜太。


 2Rも強烈な左ロー、左ミドルで攻め、左ストレートで飛び込み、右フックも打つ日菜太。サッシスは左フックで抵抗するが、前に出たところで日菜太が左ボディストレートをグサリ。一瞬間を置いてサッシスがうずくまり、日菜太のKOかちとなった。


 KOで再起戦を飾った日菜太は「すいませんでした。辞める辞める詐欺の日菜太です。1年ぶりにリングに戻ってきてしまいました。僕、最後にアンディ・サワーがグレゴリアンとやったみたいに、若くて凄い強い勢いのある選手にもう一回だけ挑戦したいと思います。休んでいる間にがらにもなく普通の仕事でバイトをやった時に、年下に『30過ぎて社会人やってないヤツはクソだ』と言われて、まだ燃えられるじゃんって。ムカついたのでまた燃えられると思った。ONEに出ている世界トップとやるには今日の試合ではダメなので、もう一回練り直して作り直すので、6月代々木に出るので皆さん見に来てください」と、復帰の挨拶と理由、そして反省を口にした。

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