▼第5試合 KNOCK OUT-BLACK フェザー級 3分3R延長1R
○栗秋祥梧(クロスポイント吉祥寺/元大和フェザー級王者)
KO 2R 1分20秒 ※右フック
×角田泰盛(CRAZY WOLF/元KAISERスーパーフェザー級王者)
栗秋は強打を武器に2020年2月のKNOCK OUTで駿太をヒジでTKOに破るなど4連勝を飾っていたが、その後は宮元啓介、ダウサコン、笠原友希、そして2021年1月には兼田将暉にも敗れて泥沼の4連敗。KNOCK OUTエースの座からかなり後退した。5月にNo-Ri-を初回KOに破り、ようやく連敗を脱出したのも束の間、9月に九州プロキックボクシングで銀次にKO負けを喫した。
角田は兵庫県神戸市出身。空手をバックボーンに持ち、新日本キックでは2017年11月に櫓木淳平に判定勝ち、2020年2月には甲斐康介にロー&左右フックで判定勝ちしている。また、2019年6月には中国のMMA大会『WARS.35』でMMAルールにも挑戦した。2021年11月にKNOCK OUTへ初参戦を果たすと、いきなり安本晴翔と対戦。2度のダウンを奪われるも最後まで戦い抜き、安本の連続KO記録を途切れさせた。
1R、栗秋は左インローを蹴っていき、角田は前へ出てきて右ロー。角田は右カーフも蹴る。そのカーフに右を思い切り合わせにいく栗秋。栗秋が前へ出ようとすると右カーフを蹴る角田に栗秋は左右フックを振って前へ出る栗秋。飛びヒザ蹴りも見せるが不発。
2R、右の蹴りを思い切り蹴っていく栗秋。角田も細かい連打からの右ローで対抗、左インローでもカーフを連打する。角田が左右フックを打ちに行ったところで栗秋が意表を突く飛びヒザ蹴りをヒットさせる。
これでダウンを奪った栗秋。角田が立ち上がると再び飛びヒザ蹴り、そのまま打ち合いに行って左ボディを突き刺し、打ち返してきた角田へ右フック。角田がもんどりうってダウンし、即、栗秋のKO勝ちが宣せられた。
マイクを持った栗秋は「ここに来るまでに結構諦めかけた自分がいるんですけれど、もう一度だけ本気で頑張ってみようと思って。ジムの先輩方や後輩、そして何より会長、家族、スポンサーさん、会場に来てくれている人たちがいるからキックボクシングがあると思います。もっと盛り上げていくのでこれからも一緒に盛り上がってください」と、アピールした。