キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】ぱんちゃん璃奈が右のカウンターに驚きの進化、ダウン奪い2階級制覇に成功。小笠原瑛作が王者対決に完勝、日菜太KOで復帰、栗秋祥梧が豪快KO勝ち

2022/03/12 20:03

▼第4試合 KNOCK OUT-BLACK スーパーライト級 3分3R延長1R
○クボ マサヤ(PHOENIX)
KO 2R 2分27秒 
×Apollo中山(GOD SIDE GYM)


 クボは『GLORY』で、2017年の「ファイト・オブ・ザ・イヤー」を受賞、日本人選手唯一の専属選手契約を勝ち得た選手だ。GLORYフェザー級トーナメントで準優勝の実績も持つ。2021年3月のKNOCK OUTではKNOCK OUT-BLACKスーパーライト級王座決定トーナメント準決勝で鈴木千裕と対戦も、1R1分25秒でマットに沈んだ。12月の『BOM』でKJヒロシを判定2-0で破り、再起を果たしている。


 中山は幼少期から剣道・柔道などを学び、柔術の大会にも出場。地下格闘技を経て、2021年KNOCK OUTアマチュア・アダルト65kgトーナメント優勝。2021年8月にカミシロとドロー、9月には般若HASHIMOTOに延長戦の末に敗れるも場内大熱狂の激闘を演じた。10月大会ではYUYAとドローも、2022年1月には小磯哲史を右フックでKOしている。


 1R、いきなり飛び蹴りを仕掛ける中山だがクボはかわし、サウスポーから繰り出す左ストレート、右フック、そして左ローと的確な攻撃を見せる。いつものようにステップで回り込もうとする中山だが、クボが左ローで足を止め、左ハイでダウンを奪う。中山は左右フックで対抗、頻繁にスイッチしてローを蹴りづらくするが、クボは組んでのヒザ蹴り。


 2Rも左ローで中山の右足を狙うクボ。中山はステップで動きながら左右フックも左ローで足が止まる。そして左ローで中山がダウンしかけたところでクボがヒザをアゴに突き上げてダウンを奪う。立ち上がった中山だが久保が一気に襲い掛かり、最後も倒れ際にクボがヒザを入れてKO勝ちを飾った。


 クボはマイクを持つと「リングで喋るのは初めてで緊張します。まず中山選手に感謝します。キャリアが違うのに試合してもらったので感謝します。6月の代々木に僕も参加してKNOCK OUTを盛り上げていきたい」と、6月のビッグマッチ参戦をアピールした。

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