キックボクシング
レポート

【RISE】一馬がテーパリットをパンチで粉砕、宮﨑小雪はテクニシャンぶり発揮して百花に完勝、山川賢誠が復帰の森本“狂犬”義久をKO撃退

2022/02/23 22:02

▼第6試合 バンタム級(-55kg)3分3R延長1R
×拓也(S-ROUND/同級5位)
TKO 2R 0分49秒 ※セコンドからのタオル投入
○京谷祐希(山口道場/同級7位)


 拓也は2016年RISING ROOKIES CUPバンタム級優勝の実績を持ち、2017年6月から2019年3月までは破竹の6連勝。2019年11月に津田鉄平、2020年1月にはイ・スンヒョンに連勝するも、2020年11月に拳剛に初回KO負け、2021年10月に良星に判定負けと連敗中。1月大会で寺山遼冴との試合が組まれていたが、寺山の欠場で試合が中止となっていた。戦績は15勝(2KO)5敗。


 京谷は強打と当て感の良さで連戦連勝。2010年に『DEEP☆KICK』で皇治と対戦し、当時無敗だった皇治に初黒星を付けた。2012年6月には『Krush』で武尊と対戦し、当時5戦5勝の武尊からダウンを奪った末にドクターストップでTKO勝利、武尊にプロ唯一の黒星を付けている。2016年10月には『HOOST CUP』にて玖村修平からも勝利を収めるなど実力者ぶりを発揮した“伝説の壊し屋”。その後、怪我のため試合から離れたが2019年9月のRISEで約3年ぶりに復帰。2021年は5月に寺山遼冴と引き分け、7月に川上叶に判定負け、11月の植山征紀戦では偶発的なバッティングで負傷判定による勝利とすっきりしない試合が続いており、そろそろ本領発揮といきたいところだ。戦績は17勝(10KO)8敗2分。


 1R、サウスポーの京谷はジャブと左インローでジリジリと前へ出ていく。サウスポーのセオリーである右回りではなく、左回りだ。左ボディストレート、左ミドルとボディを攻める京谷に拓也は右ストレートを合わせに行く。京谷のインローがローブローとなって試合再開後、京谷の右アッパーからの左ストレートが奇麗に入ってダウンを奪う。再開後、左をボディと顔面に打ち分ける京谷。拓也はガードを固めて凌いだ。


 2Rが始まると同時に拓也の左スネの腫れをドクターがチェック。再開後、京谷は容赦なくその左足の膝下へ左右のローを蹴る。さらに左ボディストレート。ワンツーの連打でダウンをとったところで、拓也のセコンドからタオルが投入された。


 快勝を収めた京谷はマイクを持ち、「今日の僕、カッコよかったですか? 試合前に練習付き合ってくれた鈴木真彦、誕生日おめでとう。ナイスなプレゼントが出来たと思います。僕は今まで自分の良いところを隠していたんですけれど、今年6月のビッグイベント、僕を呼んでも面白いと思います。どんな相手が来ても完封して見せますので、良かったらお願いします」とアピールした。

MAGAZINE

ゴング格闘技 NO.331
2024年3月22日発売
UFC参戦に向け、ラスベガス合宿の朝倉海。「プロフェッショナル・ファイターの育て方」でチームを特集。『RIZIN.46』鈴木千裕×金原正徳インタビュー、復活K-1 WGP、PFL特集も
ブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリアブラジリアン柔術&総合格闘技専門店 ブルテリア

関連するイベント