キックボクシング
レポート

【RISE】一馬がテーパリットをパンチで粉砕、宮﨑小雪はテクニシャンぶり発揮して百花に完勝、山川賢誠が復帰の森本“狂犬”義久をKO撃退

2022/02/23 22:02

▼第8試合 第3代ウェルター級(-67.5kg)王座決定トーナメント 準決勝 3分3R延長1R
×都木航佑(ボスジムジャパン/KROSS×OVER認定KICK初代-67.5kg王者)
判定0-3 ※28-29×2、27-29
○稲井良弥(TARGET/第4代DEEP☆KICK-70kg王者)
※稲井が決勝へ進出。


“ブラックパンサー”ベイノアが階級アップのため返上したRISEウェルター級の新王者を決めるトーナメントが4選手で行われる。今大会ではDEEP☆KICK-70 kg王者で6勝(5KO)無敗の稲井とKROSS×OVER認定王者で5勝(3KO)無敗の都木が対戦。DEEP☆KICK とKROSS×OVERの無敗王者対決となる。


 1R、強い前蹴りと右ミドルを蹴る稲井に都木は右ローを返す。積極的に蹴りを上中下と蹴っていくのは稲井、都木は右ローから左ヒザにつなぐとロープを背負った稲井へもう一発左ヒザ。その後も左右に構えをスイッチしながら左ヒザを狙う都木に稲井は右ボディストレート。稲井はパンチで入り込んでいき左フックを打つ。


 2Rは左ローを多用する稲井はいきなり左右フックで入り込む。都木は右を打ってからの左ヒザ。左右フックで攻める稲井に都木も打ち合ってヒザも蹴り合う。前に出る稲井が左右フックを振り続ける。都木も左ヒザをしっかり蹴り返す。飛び込んでの左右フックをヒットさせる稲井が手数で優ったか。


 3Rもパンチから左ヒザのコンビネーションを見せる都木に稲井のワンツー・スリーがヒット。稲井が詰めると今度は都木の右強打がヒットし、稲井の身体が泳ぐ。それでも前に出る稲井に都木は左ヒザ。さらに右フックをもらってクリンチする稲井だが、離れると前へ出る。左フックを打ち、都木の右フックをかわしての稲井の左フックに都木が巻き込まれるように倒れ、これがダウンに。これが逆転の一打となり、都木はワンツーからの左ヒザで攻め込むが稲井の左フックに大きくのけ反る。都木のバックハンドブローに右フックを返す稲井。最後は打ち合いとなったが、ダウンを奪った稲井が判定3-0で勝利を収めた。


 稲井は「本当はもうちょっとあっさり勝ちたかったんですけれど、僕の前の試合がKO続きで今やっとアップ出来たって感じで、今から何ラウンドでもまだまだやれます。タイトルマッチはもっともっと強くなって帰って来るので応援よろしくお願いします「と強がりのようなマイクで締めくくった。

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