2021年11月6日(土)東京新木場のUSEN STUDIO COASTにて「VTJ2021」が開催された。
VTJ 2021 試合リポート
2021年11月6日(土)USEN STUDIO COAST
[開場]16:00 [開始]16:30
▼第6試合 58.5kg契約 5分3R
○平良達郎(THEパラエストラ沖縄)58.5kg
[1R 4分12秒 リアネイキドチョーク]
×アルフレド・ムアイアド(チリ・BLACKHOUSE SANTIAGO)58.1kg
◆平良「打撃で競り勝つ試合もしていきたい」
「パラエストラ沖縄から来ました平良達郎です。コロナ禍のなか外国人選手を呼んでいただいてありがとうございます。そして、このそうそうたる面子のなか、VTJのメインを任されているなか、プレッシャーとワクワクを楽しんで戦いたいと思います。しっかり倒し切って勝ちたいと思います。よろしくお願いします。
対戦相手のムアイアド選手は打撃が強いストライカーという印象で、でも見た感じ打撃でも全然、戦えますし、そこ(打撃)で競り勝つ試合もしていきたいなと思っています」
◆ムアイアド「ディフェンス面を重要視したい」
「まずは、今回のイベントを開催していただき、私を招待してくれたオーガナイザーの皆さんに、感謝したいと思います。何よりも明日は素晴らしい私のショーをお見せしたいと思います。すべてを皆さんにお見せしたいと思います。母国に勝利を持ち帰って、ほかの選手たち同様に、このイベントが成功しますように願います
スタッフ、チームとともに平良選手のことを研究してきました。とても強いファイターだと認識しています。私の方がストライカーで打撃が強いので、ディフェンス面を重要視したいと思っています。平良選手にとても敬意を払っていますので、いいファイトをしたいと思います」
デビュー以来9連勝のパーフェクトレコード。修斗世界フライ級王者“スーパーノヴァ”平良達郎がいよいよ世界に挑む。その平良に用意されたのは南米チリのMMA王者は「Mono Con Navaja(カミソリ猿)」の異名を持つアルフレド・ムアイアドだ。
MMA6勝2敗のムアイアドは、チリで開催されているMMAプロモーション「LFN(Live Fight Night)」を主戦場に同団体のエースとして活躍。ムエタイの技術をベース 80%を超える高いKO率を誇り、デビューから8戦で同団体のフライ級王者に輝いている。
グランドの攻防にはほとんどつきあわず打撃でプレッシャーをかける典型的なストライカータイプ。コンプリートファイターの平良の方があらゆる展開に対応出来て選択肢は広いが、立ち上がりで乱打線に持ち込まれと殺傷能力の高いムアイアドのパンチは相当厄介だ。
平良にとっては世界へ打って出る為の資金石となる重要な一戦となり、ここでつまずくようなら世界などと口に出来る筈もない。
今回の国際戦の決定に、平良は来日した対戦相手への感謝とともに、フィニッシュ決着を宣言している。
1年9カ月、来日出来ずにいた外国人選手がいよいよVTJに来襲となる。“スーパーノヴァ”vs“カミソリ猿”──瞬き厳禁のスーパーファイトに注目だ。
1R、ともにオーソドックス構え。右ロー、さらに左ローを見せる平良。平良の右ローにムアイアドも大きな左を振るが平良はブロック。ムアイアドはブラジリアンキック。しかし平良の右ローにバランスを崩す。
平良の右ミドルを掴んで組んで左を差すムアイアドだが、放す平良。ムアイアドの右フックが空を斬るが、平良は左右ロー! さらに右カーフキック! 近くなると首相撲からヒザも。
徐々にムアイアドを手詰まりにさせた平良は、右ハイからの打ち下ろしの右ストレート! 左を同時に振っていたムアイアドはカウンターでもらいヒザを落とすとシングルレッグへ。、そこに平良はバックに回り、すぐにバックマウントで足をかけてリアネイキドチョークへ! ムアイアドがタップした。
試合後、平良は「こんばんは、パラエストラ沖縄の平良達郎です。こんなときに来てくれたアルフレッド選手ありがとうございました。チリの打撃の選手に自分の打撃も試せてよかったです。自分はフライ級でUFCでベルトを目指します。修斗のベルトだけを目指してきて、本気で格闘技を仕事にしていきたい、これで生活していきたいと思います。これからももっともっと強くなって、日本を代表して、たくさん強い外国人を倒していくので、応援、よろしくお願いします」と挨拶した。