キックボクシング
レポート

【KNOCK OUT】龍聖が銀次の執念を振り切って初の王座に、松倉信太郎は豪快KOで「KNOCK OUTをRIZINで体現できるのは俺しかいない」

2021/10/29 21:10

▼第7試合 KNOCK OUT-BLACK スーパーウェルター級 3分3R延長1R
〇中島弘貴(LARA TOKYO)
判定3-0 ※30-28×3
×平塚洋二郎(チーム・タイガーホーク)


 中島はシュートボクセ・アカデミージャパン所属として格闘家のキャリアをスタートさせ、シュートボクシング、RISE、全日本キックボクシング連盟、Krushと渡り歩き、強打とヒザ蹴りを武器に無敗のまま「Krush 70kg Tournament 2009」で優勝。2010年3月には「K-1 WORLD MAX 2010 ~-70kkg日本トーナメント」に出場し、TATSUJIと日菜太にKO勝ちして決勝進出。決勝では長島☆自演乙☆雄一郎にKO負けを喫してプロ初黒星。K-1でアルバート・クラウス、戦極でブアカーオらと対戦し、2012年には欧州最大のキックボクシング団体(当時)であったIT'S SHOWTIMEの日本王座として制定されたSTJ 70kg MAXの初代王者にも輝いている。


 2015年4月にトーナメントを制して第3代Krushスーパー・ウェルター級王座に就き、2015年と2017年にはK-1スーパーウェルター級王座決定トーナメントに出場。2019年6月に12年ぶりにシュートボクシングのリングに上がるも、海人に4R2分56秒、KO負けを喫した。今年5月にKNOCK OUT初参戦を果たすと、サッシスに1R2分8秒、得意の右ストレートで初回KO勝ち。戦績は26勝(15KO)16敗。


 平塚は総合武道・空道の選手で、2013年『北斗旗全日本空道体力別選手権大会』の-260クラスで優勝している。近年はキックボクシングに挑戦し、2018年10月にはJ-NETWORKスーパーウェルター級王者となった。同年12月のKrush初参戦では神保克哉に、2019年6月には小鉄に判定負け。2020年11月のNJKFではマリモ―に判定2-1で競り勝った。KNOCK OUTには今回が初参戦。


 1R、中島は左インローを狙い撃ち、平塚も左右ローを蹴って静かな立ち上がり。中島は左右のボディを叩いていくと、左フックから蹴り落とすような右ロー。これが強烈に決まった。


 2R、左ボディを打っていく中島は右フックからの左フックでグラつかせ、ジャブ&左ストレートを当てていく。平塚はパンチをもらいながらも左ミドルを返し、ジャブでけん制。中島の左右フック、左ボディが終盤にも決まった。


 3R、平塚が中島の左ミドルをキャッチした直後、中島が飛びヒザを発射。当たりは浅かったが十分なインパクトがあった。中島は右ロー、左ボディ、左ストレート、左フックでもしっかりヒットを奪っていくが、平塚も左右フックで反撃する。左ローからの右ストレート、さらに左右フックと終盤は中島が圧倒。判定3-0で中島が復帰2連勝を飾った。

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